【富士宮市 そば】隠れ名店『赤池庵』!高齢のご夫婦が営む高クオリテイーな地元に愛される蕎麦

富士宮市【赤池庵】ダヤンテールblog

 細く長く星無しの白っぽいお蕎麦を扱う小さな店。うどん・丼ものありで意外にもメニュー豊富。

 富士宮市の篠坂と呼ばれる場所でご夫婦が2人で営んでいる自宅兼店舗の小さな蕎麦とうどんの店【赤池庵】は、SNSの各口コミを遡ってみると20年は確実に経っているようだが とてもそんなものでは収まらない老舗中の老舗だ!

一杯飲み屋の様な外観にも関わらず県外ナンバーの車も多く停まっていて、観光客は元より周辺住民の利用や外回りの仕事の方の利用も多く、開店前から待ち客で賑わっており 小さな店内は開店30分待たずして満席になる事も多い

今回は、リーズナブル!旨い!提供は…ちょっと遅い!(汗)の老舗人気そば屋【赤池庵】の紹介です🐈

 アクセス・場所・駐車場

JR富士宮駅から県道414号線(俗称|大月線)を、約9㎞ひたすら北上した左手

富士宮バイパス経由なら『北山IC』で降りて『本門寺入口信号交差点』で県道に合流して北上

Googleマップを見てみても、周辺やロードサイドには殆ど『飲食店』やそれに付随する店が無く、立地的にも【赤池庵】の一人勝ちの様にも見えるが長年利用者が絶えないのはそれだけでは無い事は、食べてみれば判ると思う!

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写真左手にあるのが【赤池庵】。幟や暖簾が出ていないと見落としてしまいそうな雰囲気💦

田んぼや民家など、周辺の景色に溶け込んで見落としてしまいそうな【赤池庵】だが

右手には『資材置き場』があり【赤池庵】の看板や幟より先に『小松建設』の看板が視界に入ると思われるので、『直線の坂道に差し掛かったなぁ』と思ったらその辺りを注意されたし

 

 駐車場

店舗前に3~4台(※庭に繋がる場所は空けておくように!)

建物横を抜けてバラスが敷かれた庭部分に4~5台ほど停められると思うが、特に『枠引き』が無いので何台停められるかは個々の止め方次第

特に『庭』部分に最初に停めるのは勇気が要ると思うが、物干し場と横に停めてある車2台は出ないので前に詰めて『ストリートビュー』にあるような停め方をすればOK!(と、女将)

 外観・店内

11時半きっかりに軒天に暖簾出しをして開店するのですが、暖簾が無い場合一般家屋と見分けがつかない様な平屋の建物です

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平屋で住宅兼の小さなお店

庭には藤やキンカンなどの樹木が植えられ、周辺が田んぼや畑という環境も相まってすずめなどの野鳥が多く飛来しています

この日気合を入れ過ぎて開店の1時間も前に到着してしまったので、開店時間の11時半をちょっと過ぎただけでいっつも満席(満車)で利用できなかった『混みっぷり』を観察する絶好の機会でしたが…

利用者が来はじめるのは早くて11時10分ごろ…と知りました!(爆)

11時半きっかりの開店時には第1陣で満席になる事が多いので、入店できるかできないかはこの20分ほどにかかっている(多分)!

お店の特性から第2陣が1組づつ利用できるのはそれから30分後あたりからなので、開店時間を逃したらその腹積もりでいた方が良いと思います

 店内

高齢のご夫婦お2人で営む店内は、2人で回すのにちょうどいい広さ

奥に小上がりがあり4人掛け座卓2卓

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奥に小上がり4人掛けの座卓が2卓

フロアにある小さなテーブルが1卓あるがこれは2人用

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2人用のテーブル席1卓(右)とカウンター席6席

入口すぐのカウンター席は6席

MAXで16名が利用できる広さ

入り口入って左側にガラス窓から見える蕎麦打ち部屋があるが、非常に綺麗にされている

フロアの片隅にはコミック誌が置いてあるブックコーナーがあり、その中に『そばもん』という漫画を発見する

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蕎麦の魅力をリアリティーを持って描いた漫画『そばもん』

名人と呼ばれた京橋の老舗の5代目から『江戸蕎麦』の技術のすべてを伝授された主人公が、店を持たずに蕎麦打ちの道具を車に乗せ日本のいたる地区で蕎麦会を開き蕎麦の素晴らしさを広める活動をしている…というストーリーで、ちゃんと『有楽町更科4代目』や『芝大門更科布屋7代目』が監修に携わっていてリアリティーがあり面白い漫画だ

蕎麦は地域によって『好まれる味』が違うので、一概に『ここの蕎麦は旨い!』との口コミで地域住民では無い方がそこの店を利用しても『そうでもなかった』『好みでは無かった』という感想を持つことも多いと思う

ダヤンもblogや前身のグルメサイトレビュアーを始めた頃は、どういう蕎麦が美味しいのか、評価されるのか、自分の好みに合うのか判らなかったのだが

私が勝手に師匠と思っていた、蕎麦行脚をするほどの蕎麦好きの方の『うまい』だけで終わらないレビューを見て、蕎麦の奥深さに魅了されて行った

『そばもん』を読んでいて(あぁ…そうそう!旨い蕎麦って、そうなんだよね…)と口元をニヤニヤさせて読んでいたが、ここへこの本を置いた店主もきっとダヤンと同じように…いや、それ以上に思いながら自分の蕎麦への技術を磨いていったんだと思った

富士宮市内や裾野・御殿場辺りにも都心から利用者が訪れ列を成す、メディア露出が高い有名で人気な蕎麦屋さんはあるが

【赤池庵】では『ほぅ…!こんなところに在ったか!』と思わせる蕎麦をきっと頂けると思う!

席は人数に合わせて小上がり・テーブル・カウンターを詰めて座るので譲り合いも必要

オーダーは利用者が取りに来て貰うように呼ぶのではなく、順番に女将が聴き取りに来るので大人しく待つ事!(笑)

利用者の達人(?)になるとお茶を頂いたタイミングでオーダーを通す方がいるが、それが一番スマートで時短にもなる

座ってから『あれがいい』『これがいい』と悩んでいるとオーダーを受けて貰うタイミングも遅くなり、店主がオーダーを受けた順番通りにつくるので提供もずっと遅くなってしまうからだ

オーダーは何品頼んでも女将は筆記をその場でしない、見た事がない(笑)

始めのころは(大丈夫かな…)と心配になったが、オーダーを間違えられたことは無いし

顔とオーダーをちゃんと覚えていて一般的な『伝票を持って会計に行く』ことはせずに、レジ打ちをされる

1人で拘りの蕎麦を調理する店主もスーパーだが、オーダー・会計をつかさどる女将もスーパーなのだ!

 メニュー

【赤池庵】には『うどん』もあるが蕎麦しか食べた事が無いし、利用者の殆どの方が蕎麦を召しあがる

蕎麦を殆ど網羅したらうどんも試してみたいところだが、今のところ『うどん』に行ける気がしない

蕎麦メニューは、(冷)9種・(温)9種

蕎麦好きの方なら知っていると思うが『もり』と『ざる』の違いは、蕎麦に海苔がかかっているかいないかの違いだけである(そばもんに感化されてるw)

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蕎麦のメニュー

因みにだが、うどんも蕎麦と殆どメニューは同じなのだが蕎麦ではできない『鍋焼きうどん』があるので、1種だけ多くなっている

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うどんメニュー

麺の他に『丼もの』『一品もの』もあり、通っても飽きが来ないメニュー構成になっています

  天ぷらざるそば(1450円)込

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天ぷらざる蕎麦(1450円)

長年使っているであろう笊も非常に綺麗✨

蕎麦は白く星が無く透明感があり、細く長く幅も揃っていてエッジもたっているのでのど越しが非常に良くコシも強い!

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水切りもしっかりされていて透明感がある綺麗なお蕎麦

水切りも丁寧にされています

つけ汁は少なめですが濃く、この辺りには珍しく甘さは控えめになっていると思います

天ぷらは、太めのぷりっぷりの海老2本を土台にかぼちゃ・ホンシメジ・キス・ピーマン・海苔の構成

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天婦羅は海老を中心に7点盛られていました

華を咲かせた揚げ方で衣は白くやや厚め、サクサクの食感で旨いです!

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ぷりっぷりの海老が2本も!白いさっくさくの花が咲いた衣が綺麗な天ぷら

食後には絶妙なタイミングで少し白濁した蕎麦湯が提供されます

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薄白濁の蕎麦湯(※撮影は別日)

完璧!✨

 卵とじ蕎麦(850円)込

ダヤンはあまり『温かい蕎麦』は好まないのですが、寒い日に食べたくなる蕎麦が1種類だけあってそれがこの『卵とじ蕎麦』

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温蕎麦の種類で好きな蕎麦と言ったら『卵とじ蕎麦』一択!

卵幾つ使ったのっ!?ってくらいのふわっふわのかきたまと三つ葉と薫り高い海苔、柚子の香りが最高の温かいお蕎麦は汁まで飲み干してしまいます

特に、【赤池庵】の温蕎麦は温でも弾力がありクタっていないので最後まで美味しく頂けます✨

 ごまだれつけ麺辛味(950円)込

他の方のオーダーを盗み聞き(!w)していると、【赤池庵】ではつけ蕎麦系が人気が高いように思います

この『ごまだれつけ麺辛味』は冷ひや(そば)熱あつ(つけ汁)のお蕎麦で、『辛味』と名前がついていますがピリッと来る程度の辛さで余り辛さは感じませんでした

冷熱(ひやあつ)ですが、つけ汁の熱さは温めです

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ごまだれつけ麺辛味

つけ汁には青菜などが入っていて、案外具沢山!

この汁が不思議な味(感じ?)で、穀物の香ばしい香りがして少し泡立っていてほんのりと とろみがあるテクスチャーなので、焼き味噌に少しとろろを混ぜてあるのかと思って女将にお聴きしましたら、胡麻と練りごまを使っていて、味噌やとろろは全く入っていないとの事!👀

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このつけダレ、癖になるっ!

そうすると…香ばしく練り上げたイリゴマを蕎麦湯で溶いているのかしら??🤔

【赤池庵】独特の『ごまだれつけ麺辛味』、美味しいので興味がある方は食べてみて解析を是非お願いしたい!(笑)

 たぬきそば(750円)込

ダンニャ
写真見ると、たぬきそばが美味しそう!

と、無類の『温蕎麦』好きのダンニャが頼んだ『たぬきそば』は、『たぬき』のイメージより華やかなビジュアル

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たぬきそば

煮込み葱や三つ葉を散らした蕎麦に海苔を載せ、その上に綺麗な天かすがこんもりと載っています

こうしてあると、天かすが一部サクサクのまま利用者に届けられるので風味も味も増して良いですね✨

 天丼(1100円)込

『たぬきそば』をオーダーした時にお願いした『天丼』

同時に提供されたのにはびっくりしました😦!(オーダー順だから?w)

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たぬきそばと天丼頼んだら、定食みたいになって出て来たっ!(笑)

この状態だと、どこから箸をつけ優先的に食べ進めて行くべきか非常に迷いますね😇

天丼のタレは甘めでご飯にもたっぷりかかっていて濃厚!

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天丼はこの地域独特の濃厚な甘めタレ。エビがぷりっぷり♪

『タレくぐらせ式』なのか、ちょっとだけ衣がしっとりしていましたがご飯に馴染んで美味しいですね~

さて

食事後の会計は、伝票無しで身ひとつ?で小上がりの方にあるレジで声をかけると、女将がレジ打ちしてくれます

このご年齢(何歳かは判りませんが…)でこの記憶力は凄い!😦

蕎麦はその日の分が終わってしまったら営業時間内でも閉店となってしまうし、店が混んでる中で天ぷら類をオーダーするのは他の方の事を考えると遠慮してしまう…(ダヤンだけ?w)

やはり早い時間に行って、席に着くなりオーダーがいち推しなのだ!

 ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪  

 お店のデーター

【赤池庵】

静岡県富士宮市北山3442−5

電話:0544-58‐5271

営業時間)11:30~19:00頃まで(※蕎麦が無くなり次第閉店)

定休日)月・火曜日

駐車場)あり(※無料・店舗前に3~4台、庭?に4~5台)

※【赤池庵】には2024年3月現在公式HPはありません

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