【富士宮市】『みつばつつじの家』天然記念物つつじ庭園で地産地消!古民家の蕎麦とニジマス料理

富士宮市【お食事処みつばつつじの家】ダヤンテールblog

 【お食事処 みつばつつじの家】

富士宮市の北部『猪之頭(いのかしら)地区』には推定樹齢600年を越える、日本最大級の樹高4.5mという大きな『ミツバツツジ』があり、静岡県指定天然記念物となっています

通常のミツバツツジの樹高は1~3mなので、この天然記念物のミツバツツジは群を抜いて見応えがある

老木で木の勢いは衰えつつあるも毎年4月の中旬頃にかけ、淡紅紫色の見事な花を枝一面につける『猪之頭のミツバツツジ』だが、実は『いち民家』である高野邸の敷地のちょっと小高くなった庭丘に立っている

富士宮市【お食事処みつばつつじの家】

個人宅の庭丘にある県の天然記念物『ミツバツツジ』(※Instagram【お食事処みつばつつじの家】より出典)

ミツバツツジの開花時期になると観光客が押し寄せて来るのに対応して、臨時駐車場の開放・庭園の整備など個人宅のご厚意により一般客は花見を楽しむ事ができるのだが

今回ご紹介する【お食事処みつばつつじの家】は、その見物客からの

『敷地内にある古民家を活用して食事ができたら良いのに』

という声を受け、その古民家が母方の実家である男性が飲食店計画をし お母さまがたとメニューを考案し、庭園整備は親族が行い通路の整備や丸太ベンチ・遊具の設置などを請け負い、2022年10月に開業に至ったという飲食店で、外観からは年季が入っているように見えるが開業まだ半年ほどの若い食事処

猪之頭地区は冷涼な気候と霊峰富士の湧き水に恵まれ、虹鱒・わさびなどの特産品の産地にもなっているのにも関わらず飲食店が少ない為、観光客は元より周辺住民にとってもありがたい飲食店の開店

今回は、大混雑するミツバツツジの時期をずらしていけばきっと、ゆっくりお店の方ともお話しできるだろうと高をくくって【お食事処みつばつつじの家】へ行ってみたら…のお話です🐈

 アクセス・場所・駐車場

観光名所『陣馬の滝』の北側になります

田貫湖方面から県道414号線を使って行く

富士宮バイパスからの延長国道139号線を朝霧高原・山梨方面へ向かい『畜産試験場北信号交差点』『田貫湖・県営養鱒場』へ向かい左折

県道414号線に合流し道

なりに2.4㎞進んで行った左手の道沿いに『駐車場』の案内が出ています

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県道414号線を道なりに進んで行った道沿いに『営業中』の案内幟が立っています

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  駐車場

駐車場は『猪之頭地区自主防災会』の避難所のスペースを駐車場として開放されているようです

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地域の共有スペースを駐車場として開放

駐車場の西奥に手作りの小さな木の橋が架かっているのでそれを渡って、食事処に行く事ができます

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駐車場と店舗の間に小川が流れていて、その上に小さな手作りの橋が架けられていました

富士宮の自慢のひとつなのですが、小川ひとつとっても綺麗な水が流れていて

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富士宮の自慢のひとつ『名も無い様な小さな川にも綺麗な水が流れている』

この水が今日目的の『ニジマスの養鱒』だったり、『わさびの栽培』だったり、柔らかい『セリ』だったり…

富士山の湧き水で飼育する酪農、農作物に至るすべての食材が美味しいのは『富士山』のお陰なのだと改めて感じます

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【お食事処みつばつつじの家】の庭園で見つけた🗻

 庭園とミツバツツジ

【お食事処みつばつつじの家】は旧家で広大な敷地の中に庭丘を持った植木場を設けてあり富士宮市【お食事処みつばつつじの家】ダヤンテールblog

一番高くなった場所に天然記念物の『ミツバツツジ』の老木が静かに佇んでいて

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看板の奥に見えるのが県指定の天然記念物『ミツバツツジ』の樹齢600年越えと言われる老木

視野には富士山も入る素晴らしい眺めで、これは開花時期 多くの人が訪れると言う事も納得できます

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この日は曇天でしたが、雲の間からなんとか富士山が見えた

天然記念物の『ミツバツツジ』の他にも、30本ほどの『ミツバツツジ』を植樹

鉢の小さな木には値札が付いているのものあったので…販売してらっしゃるのかな?

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値札が付いた鉢植えが並んでいました

ダヤンも自宅でこの淡紅紫のミツバツツジの花を咲かせてみたいと思ってしまいました

(手入れをするのはダンニャですがw)

親族の方々で協力して整備した、来場者の為のベンチや遊具も設置されていました

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庭園の片隅に丸太で作ったブランコが設置されていて、子供も大人も揺られていました

 開花終了時期の週末だったが

今回の花の付いていないミツバツツジを観て分かる様に完全に『時期』をずらして来たはずだったのですが…

玄関先には『予約表』が置かれ、ダヤンが到着した11時20分(開店10分前)には既に7グループが待機!👀

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入り口近くに置かれた予約表

その後も近隣の方・遠くから来た観光客・サイクリストのグループなど…次から次に利用希望者が訪れ

中には待ちきれず諦めて帰ってしまう人の姿も!

なぜ閑散期(と勝手に思ってた)にこんなに人が来るのか不思議に思っていたら、先日(来店の前日)新聞に載ってしまったとの事

そういえば、ダヤンも新聞記事で『新メニューで冷たい蕎麦の提供が始まった』と見かけ、花も終わったし新メニューも出たしそろそろ良いかな?と思って来たんだった…😓

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そうだよ!これ見て来たんだった…

(; ・`д・´)

定刻になり呼ばれて分かったのですが、1度に入店できるのは7グループ(最大4名と仮定して)で別室に2グループの合計9グループほどの様で

まず、先客7グループのオーダー受けと料理の提供がある程度始まってから別室の2グループの受注を取りに来られるのでその間30分ほど

そこから料理提供までが30分ほどかかったので、開店前に到着したとしても来たタイミングによっては食事提供は遅いと到着時から1時間後になってしまい

満席になった状態で来店すると、第2陣で呼ばれるのは早くて12時10分過ぎ頃となってしまう

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第1陣になんとか滑り込めたダヤンが食事を済ませ外に出てみると多くの方々が順番を待ったり、待ち時間を受けグループで相談している姿がありました

お店の方も利用希望客には最初は40分後の案内をされていましたが、ダヤンが食事をしている時に聴いた限りでも後半は1時間後案内…となってしまっていました😓

 外観・店内

天然記念物の『ミツバツツジ』を見に来て、視界にこの古民家が入ったら…

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どっしりとした屋根の古民家

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そりゃぁ…

ダヤン
この景観を眺めながら『あそこで』ご飯を食べられたら、どんなに素敵なんだろう!

って思ってしまいますが、言うは易く行うは難し!

嬉しい事ばかりではなく不快な事や大変な事もこの先多くあると思いますが、是非頑張ってお店を続けて行って欲しいと思います

屋根の形状から以前は茅葺屋根だったんでしょうかね?

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瓦屋根にリフォームされていますが、茅葺屋根の形状をしています

店内は、たたきのある玄関で靴を脱いであがります

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段差がある入口。くつを脱いで上がります

ホールを挟んで左手が3間ほどの畳の続き間

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左手が3間ほどが連なった続き間

右手が板の間に座布団が敷かれた2座卓になっていました

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右手の板の間

入り口からの段差や座卓を考えると、足の悪い方だと利用はちょっときついかな?と思いました富士宮市【お食事処みつばつつじの家】ダヤンテールblog

『猪之頭地区』は高原に位置した場所になるので、5月末でも室内はひんやりした空気が漂います

ちょっと曇り空のこの日は体感温度21度

半袖1枚だとちょっと寒い感じがしました

 メニュー

地元『猪之頭づくしの味で利用者をもてなしたい』と、多くの食材を地元産で賄っています

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5月27日よりメニューが一部改訂されました

本わさびも27日より地元産に変え、付いてきたわさびは余ったら持ち帰る事も可能

わさびは茎側辛さが弱く薫りは高く発色が美しく先端辛さが強く粘り気があるのですが

【食事処みつばつつじの家】でのわさびは先端から擦っていくしかないのですが、辛さに弱い方は茎部分を落として貰って茎側をゆっくりと擦れたらいいのかなと思います

(以前伺ったことがある本わさびを提供してくれた店では、茎の部分に切れ込みが入れてあり利用者が自分でパキッ!と折って茎の方から擦り下ろす事が可能になっていました)

8㎝前後と小ぶりながらも、1本丸々頂けるというのは嬉しいですね

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地元猪之頭産のわさび

また、富士宮産の1年中採れるセリはセリ農家さんが世代交代の為閉農してしまいダヤンのお気に入りの蕎麦屋さんではセリ蕎麦の提供が停まってしまい残念に思っていたのですが、こちらのセリは【食事処みつばつつじの家】の庭先で採れるという自家栽培もの♪

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【お食事処みつばつつじの家】で収穫したセリ

クレソンの収穫もあるそうなので、運が良ければクレソン蕎麦も頂けるかも知れません

あ、お蕎麦の話を先にしてしまいましたが…

お勧めはやっぱり『ニジマス』

静岡県は長野県に次ぐ全国第2位の鱒類の生産地で年間生産量は約2600トン

そのうちの1600トンは富士宮市で生産されていると言われているそうです

富士山のバナジウムたっぷり年間を通じて水温11℃、1日当たりの平均湧水量約5万トンの豊富な伏流水で育てられ徹底管理された芝川上流域猪之頭産のニジマスは、大きく脂乗りも良く臭みも無く鱒子の色も切り身の色も美しい事!

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ニジマスの身もイクラも良い発色で臭みや癖が無くとっても美味しい!

川魚でありながら徹底した水質管理・餌の厳選により寄生虫などの心配もなく刺身として頂ける奇跡のニジマス

おろしたての生わさびをちょんっと付けて、駿河湾深層水を使用して醸造されたお醤油を数滴垂らして頂けば…🤤✨富士宮市【お食事処みつばつつじの家】ダヤンテールblog

温かい田舎蕎麦にしますか?冷たい手打ち蕎麦にしますか?

ニジマスは、お刺身?フライ?カルパッチョ?なめろう?

身だけ?卵も入った親子丼にする?

わさび丼も良いですねぇ…

迷っちゃいますね~ぇ😆♪

 手打ち芹蕎麦(わさび付き)と虹鱒親子丼セット(3000円)

オーダー取りに来られるまで充分な時間があったので、ゆっくりと迷いました(笑)

迷った挙句、『冷たい手打ち蕎麦』『自家製のセリ』『猪之頭産の1本わさび』『清流で育った脂ののったニジマス』『その鱒子(イクラ)』が全て楽しめる

一番いいお膳(笑)手打ち蕎麦(わさび付き)と虹鱒親子丼セットに決めましたっ!

着席からかなりの時間が経っていて眠気さえ襲って来ましたが、ここでしか食べられない極上のお膳を思い描いて我慢💦

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室内に飾られた写真とにらめっこ

で、待ち焦がれていた御膳がこちらっ!!!

写真の色加工全然施しておりません

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ニジマスの刺身・イクラ、猪之頭産の白米、わさび、セリ全て楽しめる『手打ち芹蕎麦(わさび付き)と虹鱒親子丼セット

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特産品のニジマスとイクラ(鱒子)の親子丼

見てください!この綺麗な色~!

お蕎麦は思っていたより盛りが多かったのですが、丼が小さめタイプでしたのでダヤンでも無理なく完食できる量でした

写真を撮ってわさびをまず擦り下ろします

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贅沢に丸々1本分擦り下ろします。部位によって辛さ・香り・甘さ・色が違うのでその違いも楽しんで

すっごくいい香りがして、隣のテーブル席の方が(いい匂い…)と仰っているのが聴こえて来ましたが脇目もふらずまず…ニジマスをイクラ(鱒子)と一緒にひとくち

これが脂がのっていて、ほんのりとした温かさの猪之頭産白米で炊いた白飯とめちゃくちゃ合うっ!!!

イクラ(鱒子)は鮭由来のイクラに比べると小粒なんですが、甘さと卵膜の柔らかさが格段に上で美味しさが口いっぱいに広がります富士宮市【お食事処みつばつつじの家】ダヤンテールblog

丼から見える限りだけではなく、重なって下にも敷き詰められていたのでかなりの枚数のニジマスの刺身が載っているのを確認すると安心して(?)お蕎麦が乾かないうちに『手打ち蕎麦』も頂いてみます

そばつゆは本枯れ節は使われてはいないようで薫りは控えめ、富士宮にしては甘さも控え目で蕎麦専門を生業としている専門店と比べるとちょっと薄めで器に容れらた量が多い印象でしたが、鰹節と昆布の合わせ出汁はしっかり効いていて、喉越しよく切り揃えた細めの手打ち二八蕎麦は水切りもしっかりとされていて美味しかったです富士宮市【お食事処みつばつつじの家】ダヤンテールblog

擦りたてのわさびを載せて食べてみたり、セリのお浸しと一緒に食べてみました

セリは茎部分まで使用されていて『みるい』…とまでは行きませんでしたが、柔らかく美味しかったです

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庭先で収穫したセリ

また、小鉢の伽羅ぶき・甘酢のおつけものも上品でいい味付けでした

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伽羅ぶき

蕎麦湯が頂けたらもっと良かったのにな~!

ダヤンの席が掃き出し窓近くで

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室内からもばっちりミツバツツジが鑑賞できる景観だが…開花の時期には更に利用希望者が凄い事になっていそう

第2陣にも取り残された方々が窓辺に腰を降ろして待っていらっしゃったので、余り余韻に浸っているのも気が引け早々に会計を済ませました

次回はニジマスのフライとアルコールって組み合わせも捨てがたいけど…田舎蕎麦も気になるなぁ

 

スタッフの方々、家族親族総出でやっていらっしゃるらしく少しお年を召した方もお見掛けしました

少しでも多くの方に楽しんでいただけるように土日祝日のみの営業だったところを営業日を増やされていらっしゃったりもしていますが、無理をせずにこの美しく美味しいものがたくさんある『猪之頭地区』を、長く県内外にアピールしてくださったら良いな~と思います

  ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪  

 お店のデーター

【お食事処みつばつつじの家】

静岡県富士宮市猪之頭688

電話:080‐5100‐0354

営業時間)11:30~15:00(LO|14:30)

定休日)水・木曜日※定休日が祝日の場合は営業

駐車場)あり(無料・約20台ほど)

詳しくはInstagram【お食事処みつばつつじの家】でチェック⇐

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