目次
【幼魚水族館】
こませやクーラーボックスを持参し鯵や大型魚などの食用魚を狙っている4m程の長い竿を操るアングラーの間で
2mにも満たない竿に3号針を仕掛け、本来ならサビキ用のその針に『アオイソメ』を細切れチョイ掛けして足元に落として釣る、寒い時期暑すぎる時期を除いた丁度いい気候にしか釣行しない似非釣り師『ダヤン夫婦』(笑)
釣った魚はブクを稼働させたバケツや観察ゲージに入れ撮影し、最後は海へ帰す『キャッチ&リリース』

2021年10月16日戸田港にて人生2回目釣となるチョウチョウウオ

真っ青い空の様な色のソラスズメダイと、シルバーのラインが可愛いキンセイイシモチ
よく行くお気に入りの釣り場は、綺麗な魚が多く環境がいい沼津市『戸田港』
同じく沼津市『足保港』
例年の様に暖かくなってきた2022年5月4日
今年初の『戸田港』で落とし釣りをいつもの様に始め、ちょっと飽きて来た頃…その日最高の出会いを果たしたんです👀✨
その出会いとは…

から始まります(笑)
10mほど離れた場所にタモ網(※長い柄の付いた網)を持った相当数の親子の集団が突如として現れ💦
その中に1人よく目立つ、金髪ウエーブロン毛・セーラー服・性別不明(失礼)な人が😰ハテ?

港にコスプレイヤーがおるっ!👀💦
よく見ると、マネージャーらしき人・カメラマンらしき人が近くにいて一般人とは違うオーラを放っているその人は
『令和のお魚王子』と呼ばれている『鈴木香里武さん』!✨
(; ・`д・´)マジカ!…
ってか『誰っ!?』(笑)⇦
(ダヤンはTVを殆ど見ないので知らなかったが)TVっ子のダンニャが

と言ったので、素早くググってみる『ダヤンが知らない世界』(笑)
『さかなくん』を師事し交流もあり、『岸壁幼魚採集家』『フィッシュヒーラー』『代表取締役社長』『タレント』と色々な肩書がある鈴木香里武さんは、学習院文学部出身で現在は北里大学で研究をする傍ら講演やイベントを行い魚に関する書籍を多数執筆(調べるとかなり凄い人!💦)

お写真を撮らせて頂きました
私達が釣りをしている近くまで来た時に写真を撮らせて頂いたのですが、同行されていた日本財団のジャンパーを着たスタッフ?マネージャー?の方から今日の香里武さんと親子集団の目的について詳しくお話を伺う事ができました
今日は『こどもわーく夏祭りin伊豆半島』の一環『覗いてみよう海のお仕事』としてここ(戸田港)で岸壁採集体験をした後、『くるら戸田』(※戸田の道の駅)に移動しての記念トークイベントがあって来ています
幼魚は小さく泳ぐ力が弱い為、漂って来る海藻などにくっついて風に流され、漁港に入って来ることがよくあり 特に戸田港は、深海漁の宝庫である駿河湾(最深部2500m)から非常に近い場所に位置する特殊な地形で、流れ着く深海魚の稚魚など珍しく貴重な生態を採取することができるんです
香里武(氏)は小さい頃から魚が大好きで、さかなくんとも親交があるんです
(香里武氏とさかなくんが並んで微笑んでいるオフショットをスマホで見せながら)香里武とさかなくんが一緒にいるともう凄い感じですよ(笑)
突き抜けているんですよね、香里武も さかなくんも
へ~っ!!👀(というか、このかたも何者?w)
7月に世界初『幼魚水族館』…『柿田川』…フムフム(※再びググるダヤン)

これか!
それから3カ月後の2022年7月7日!
『サントムーン柿田川 オアシス3階』に遂に、鈴木香里武さんが館長を務める世界初【幼魚水族館】なるのものが開港(オープン)したとの事で早速11日、仕事の休みにあわせて行って来ました🐈
世界初【幼魚水族館】の目的
地域みらい創造センターが主管となり、次世代へ海を引き継ぐ為に海を介して人と人が繋がる日本財団『海と日本プロジェクト』の伊豆半島におけるコンテンツの一環であり一部に携わった【幼魚水族館】
海のお仕事に焦点をあて、各地の地域事業者と連携し子供たちが『本物の環境で本物の達人・本物の仕事を学ぶ』を通じて地域の仕事・環境に興味を持って貰うことが狙いで開館には多くの子供たちの体験が携わっていて

こんな活動の一端も担っていました
水族館を創るのが夢だったという香里武さんの想いもこもっている
プロジェクトのイベントアンバサダーとして着任した、世界200の水族館に希少な海洋生物を納入する(有)ブルーコーナーの海の手配師 石垣幸二氏は幼魚の手配や運営・広報などを取り行い
鈴木香里武氏は採集・幼魚水族館の館長として就任している
後に、石垣さんは5月4日の戸田でのイベント遭遇時に子供たちの採取物の仕分けを担当していた方と知ったのだが、当時採取物に関してお話を伺ったりする機会があったのにも関わらずその時には普通にスタッフのお一人だと思っていたダヤン達

5月4日のあの日、こんなに凄い人とお話をさせて貰ったのに(その人がどんな人なのか)知らなかったダヤン達。悔やまれるっ(ナニガ?w)
もっとお話ししたり、記念写真を撮らせて貰えばよかったと残念がる(いやマジで…)
【幼魚水族館】の裏方詳細はこちらをクリック⇩

日本財団主催のイベント
子供たち(幼魚世代)が幼魚を通じて成魚(大人)としての目的や仕事の意味を知るという、世界初【幼魚水族館】にして世界初の試み?かも知れない水族館で、展示方法も他の水族館と違い変わっている
ある意味万人向けでは無く(嵌る人は嵌るが、響かない方も普通にいると思う)、見る人・みかたに寄って受け取るメッセージも変わる『香里武さんの頭の中を具現化した』一風変わった水族館だ
幼魚をメインに展示してあるので、幼魚はやがて成魚となってしまう
成魚となった魚たちは『卒魚式』後、他の水族館等に引き取られていくシステムなのだそうです
普通ではできないこのシステムはやはり香里武氏・石垣氏が携わってこそですね🐠
アクセス・場所
地方百貨店の淘汰が加速する中、『地域共存型百貨店』『再開発事業との連携』などにより競合と格差をつけた取り組みとして『百貨店内の常設展示水族館』を松坂屋静岡店がオープンさせて話題となったが、【幼魚水族館】はダイトウボウ株式会社が運営する複合型ショッピングセンター『サントムーン柿田川』の中に『開港』された『複合型大型ショッピングセンター内の常設展示水族館』となっている
『サントムーン柿田川(正式名称;daitobo squareサントムーン柿田川)』は、日本3大清流柿田川が流れる柿田川公園の目の前にあり

柿田川公園前の交差点が『サントムーン柿田川』の入り口になっている
現地に行って見ると判るのだが本館(2階建て)・オアシス(3階建て)・アネックス(3階建て)と大きな建物が敷地内に建ち並び

2~3階建ての大きな建物が敷地内に並ぶ【サントムーン柿田川】

状態になると思うが、3つの建物は連絡通路で繋がり利用する建物別の駐車場の指定等は無く、点在する駐車場は無料なので(歩行距離が延びる心配を除けば)そう神経質になる事はなく、停められる場所に停めればいいと思う(適当😅)
駐車場
【幼魚水族館】は本館から遅れ2020年3月に開業した『サントムーンオアシス』の『3階』にあるので

『サントムーン柿田川』の中でも『オアシス』という建物の3階にできた水族館
一番近い駐車場を目指すのならここ(北側平面駐車場)だと思う

サントムーン柿田川HPより
エスカレーターからだと少し歩くが、エレベーターを使えば目の前に【幼魚水族館】がある
また、『オアシス』2階にはレストラン街、他の2つの棟にもレストラン街や各種ショップやアミューズメント施設があり、『サントムーン柿田川』の目の前には素晴らしい観光スポットもあるので一日遊ぶ事も可能
観光スポットに関してはまた別記事にて案内したいと思う
水族館入り口
オアシス3階にはマックハウス(メンズ・ウイメンズ・キッズの衣料品店)・西松屋(子供の衣料品店)と・アミューズメント施設GIGOオアシスがあるのだが、このGIGOオアシスには『水族館』に因んだ景品がたくさん並んでいて見ると欲しくなってしまう様な可愛らしいものも多々😅

このコーナーはヤヴァイ💦
水族館に入る前にここで捉まってしまった(笑)
入り口にはさかなくん始め多くの著名人・関係者から贈られた生花が当日は飾られており華やかな雰囲気になっていた
受付はアプローチを少し進んだ先

【幼魚水族館】入り口
開港時間
ショッッピングゾーン開店と同じ10時開店だが、閉館は他より早く18時までの開港となっているので気を付けて下さい
料金
ショップングセンター内の水族館はなぜか無料だと思っていたらしいダンニャ(なぜ?w)
【幼魚水族館】の料金設定は大人は『成魚1200円』、子供は年齢により『若魚』~『仔魚』までに分かれた料金設定になっていて、『大人○枚』のチケット購入もできますが復唱の時に『成魚○枚』とスタッフさんに言い直されるのがちょっと恥ずかしいです(笑)

料金一覧
入館のしるしの『幼魚水族館マーク』シールを渡されるので洋服などの目立つ場所にペタンと貼りつけたら出発です

頂いたシールを観える場所に貼ったら出発♪
ちなみに、【幼魚水族館】のロゴに使われているこの魚のモデルは『アカグツ』というアンコウの仲間の幼魚
こんな姿をした魚がいるの??
と思ってしまいますが…本当にこんな姿の魚です(笑)⇩

鈴木香里武さんhttps://twitter.com/KaribuSuzukiのツイートから引用モデルとなったアカグツの幼魚
この魚も成魚と幼魚の姿の差が激しい💦
フロア紹介
延べ床面積330㎡に65個の水槽を設置 100種ほどを展示してある小さなフロア

入って直ぐの展示場所。1エリアこの位の広さが8~9エリアあります
『幼魚は擬態の天才』『危険な幼魚』『館長が選んだ幼生アイドル』『成魚と幼魚を見比べる』『深海の幼魚を科学する』『本当の海を知らない幼魚』『水辺の幼魚』など

最後の水辺のブース
幾つかのテーマに沿ってテーマ毎、5~8個ほどの水槽で構成されていてフロアはコの字型で一周できてしまいます(テーマや生体の入れ替えは随時行われるようです)

香里武氏の港での採取風景がモニターで流れています
規模は極小ですし、展示数も一般水族館に比べると少なく、展示も手作り感(香里武さんの手書き)があり

確かに読めん(笑)
身近な感じがして近年流行りの巨大水槽がある訳では無くお洒落感やトレンド感はありません😰
しかし手書きで書かれた魚を本当に知る香里武氏のPOPの要点を踏まえて観察したり

手書きPOPが面白い
POP以外に仕込まれた(?)紹介文の無い『海洋生物』を見つけてしまった時のドキドキ感(テズルモズル…?👀)、まず接触機会の無い幼魚の生体などじっくりとみてみると

幼魚と成魚の水槽が並んで展示されたりしています

ホウボウの幼魚。小さいだけでもう可愛い♡

小さいだけで可愛い?(笑)
私がいつも釣りをしている足元にまだ知らないこんな世界が広がっていると知り本当に唯一無二の面白い展示だとダヤンは思いましたし、時期を置いてまた是非来てみたいとも思いました
1時間程で私達は一周しましたが、パパッと見てしまえばものの数分
展示数や広さ・水槽の大きさ=楽しめる水族館という方の場合は、期待外れになるかも知れません
一番感じた事
【幼魚水族館】を廻ってみて感じる事は人其々だと思います
他では見られない貴重な生体(幼体)がじっくり観察できるというのは一番の魅力なのですが
生体採取の際に一緒に採取した『海洋ゴミ』を一緒にオブジェとして入れてある水槽が数か所あり

海洋ゴミを日常の風景として添えた水槽。幼魚たちはこんな環境でも逞しく生きている
テレビ映像やその他の水族館で見かける海のコンディションは、啓発目的でも無い限り綺麗なデコレーションがされ展示されているのが殆どですので、海洋ゴミと一緒に漂うクラゲの幼体や底に沈む漁網のロープなど、現在リアルにある海の状態を(特にそれに対して語りかけている訳では無くふつうに展示してあります)改めて認識しました
釣場に行くと、釣道具屋で買って来たそのままの状態で釣り場に持ち込みそこで初めて封を開け、ロットが入っていたカバーや台紙を港に広げ釣りをしている方も多くなって来ている様に感じます(風が吹いたら港内に落ちるよ~💦)
故意に捨てなくても餌が入っていたビニール袋もどこかに括りつけておかなければ、風で飛ばされ海洋ゴミになってしまいます
海の側で生きて海の恵み無しでは生きられない私達には何ができるのか、なにをしたら駄目なのか考えさせられました
お土産グッズ売り場『幼魚屋』
展示コーナーを出た所にあるお土産・グッズ売り場『幼魚屋』

手前右側がエレベーター
奥が化粧室
左が水族館出口
右が幼魚屋
このブースには水族館を利用しなくても入る事ができます
ここでも香里武さん手書きのイラストが炸裂!👀

どれも可愛いが忠実に描かれたイラスト

ここへ来る前に釣った『タカノハダイ』。鷹の羽に模様が似ている為

まんまっ!(言われてみれば確かに三角定規w)
さかなくんもそうなんですが、お2人ともイラストが本当に上手ですね
展示物のPOPにも書いてあったのですが、私は香里武さんが一番好きで自身のサインにも添えているという『アカモンガラ』、ダンニャはシマシマが可愛く釣り上げた事もある『カゴカキダイ』のアクリルボールチェーンを購入

アカモンガラとカゴカキダイをチョイス

展示もされている『アカモンガラ』。歯が赤いので本当は『アカ(ハ)モンガラ』と言うらしい

展示物でもあった『カゴカキダイ(幼魚)』。戸田の海でも釣れます
鉱泉煎餅のような風味で、これまたイラストが可愛らしい『魚名板瓦せんべい』も記念に購入しました

鉱泉煎餅の様で美味しく、イラストも可愛い『魚名板瓦せんべい』

香里武さんのイラストをそのままに
因みに広報石垣さんはロゴのモデルにもなった『アカグツどら焼き』推しなんだそうです

『アカグツどら焼き』は【幼魚屋】の入り口のワゴンに置いてあります
アンコウの仲間だから中身がアンコ…(爆)
記念写真が撮影できる『トリックアート』も描かれていました

自分がトイカプセルの景品に(笑)
また、サンゴが描かれたバイオマスプラスチックを25%使用したレジ袋は有料ですが、売り上げの一部は長崎県対馬市に寄付され、海洋ゴミの回収に役立てられています
海洋ゴミの一因であるレジ袋売り上げが海洋ゴミの処理費用にあてられるというのは何とも複雑な気持ちですが、現在ポリ袋に替わる理想的で便利な素材が発明されていない…というのが詰まる所でもあります💦
ただ、捨てれば(放置すれば)ただのゴミ、持ち帰って適切に処分・使用すれば有益で便利な物なのですから手にした人間次第という事になるのだと思います

海洋ゴミ(ポリ袋の破片)と泳ぐクラゲの幼魚
壁には、香里武氏が師事する『さかなくん』の半生を描いた映画『さかなのこ』が9月1日から公開されるとのポスターが展示してあり、香里武氏と石垣氏のサインも見る事ができます(ぎょぎょっ!🐠)

さかなくんの半生を描いた映画『さかなのこ』。香里武氏・石垣氏両者のサインがなされていました
今回のこの記事の為に色々な文献、いろいろな情報をリサーチしましたが人と人の繫がりや想い
また、改めて海に関する関心が深まり、次の釣行の時には採集用の網を購入して行って見ようかと思うダヤンなのでした
そこかぁ…(笑)
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
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