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【さのめん】直営『やきそば こころ』
ご当地グルメB-1グランプリで殿堂入りを果たした『富士宮やきそば』
他県には無い俗にいう『シコシコとした堅めの歯応え』がある独特な麺は製麺所が指定され、肉カス(豚肉の背油からラードを搾り取った後のもの)キャベツを具材とし、イワシの削り粉をかけ頂くと言うのが特徴の焼きそばだ
余りに有名になり過ぎて、東京駅へ向かう富士宮発の富士急静岡バス高速バスも『やきそばexpress』と命名されてしまうなど、富士宮市の代名詞の様になってしまった感は否めない
『富士宮やきそば』を盛り上げ取り仕切る富士宮やきそば学会に所属する『G麺』の調査によると、2023年2月現在『富士宮やきそば』が食べられる店は富士宮市内に76店舗あるという
基本が明確すぎてなかなかオリジナリティーを出し辛い『富士宮やきそば』だが、県外から来る観光客が選ぶ店はガイドブックだったり、メディア露出が大きかったりと一般にいう『声が大きい店勝ち』が多く、『富士宮やきそばを食べられる店が76店舗もある』のに週末の度に観光客の行列ができる店は限られている(気がする)
そんな『富士宮やきそば』の認定された製麺所4社は
このブログでも紹介した事のある『(株)叶屋』
北部にある『(有)曽我めん』
富士宮やきそばの麺の中でも一番太くスーパーの小売でもよく見かける『(有)マルモ食品工業』
と
今回ご紹介する『さのめん』だ
『さのめん』が他の3社と決定的に違うところは、(現在)工場直販に加え製麺工程を垣間見る事ができる空間にイートインできる直営店を有しているところ!
以前から行ってみたかったのですが、『すぐに行ける』という気の緩みからなかなか行けなかった『さのめん』直営店の【やきそば こころ】で見つけた『凄いもの』を今回はご紹介したいと思います🐈
アクセス・場所
JR富士宮駅前の県道414号線(通称|富士富士宮線)を西へ500mほど
『浅間大社南信号交差点』を左折し富士川方面へ向かいます
『潤井川』を越して700mほど先、左手にある『スーパーPOTATO野中店』の信号交差点を左折
70mほど先の左側に【さのめん】があります
駐車場
南北に長細い店舗の前がずらりと並列駐車の駐車場10台分になっていて、通り抜けができるのですが…
停めにくいです(汗)
車間が取られていない斜め枠で、線を引き直しているのか所々不鮮明な箇所があり、車間がまちまち
停められそうで…ここに入るのは無理っ!って間隔をとった停め方をしている車が多くありました
外観・店内
工場の様な平屋の建物の外壁を、黒の格子様のウッドフェンスでぐるりとラッピングした様な外観の【さのめん】は昭和30年に創業した老舗製麺所ですが、建物の古さは感じません
見ると、『入り口らしきもの』が2つあります🧐?
店内
店内は『鰻の寝床』の様な長細い造りになっていて、左突き当りが『焼き場』
右突当りが『会計口と麺のテイクアウト受け渡し口』になっています
外から見た時に『2つある』と思った入口は、どちらから入っても同じ空間に出るのですが『左手口』から入って『右手口』から帰る方が多いように思われます
一面のガラス張り通路の向こうは製麺機などが置いてあるのが見え、実際の稼働工場になっているのが分かります(※撮影不可)
壁上部には壁掛けディスプレイが3基設置されており、『富士宮やきそば麺』の製造工程などが映像で流れていて
オーダーから焼きあがるまでに少し時間は有しますが、テーブルに運ばれて来たピッチャーの麦茶を頂きながら楽しく待つことができます
店内は8名店内飲食利用可能なそうで、2~3人掛けのテーブルが4卓あり、テーブルのサイドではなく片側だけ座る構造になっていました
おそらく『工場見学』できる様な通路を確保する為かと思いますが、一度に対応出来る人数は多くはありませんね
メニュー
製麺所なので『(未調理)やきそば麺やセット』の販売の他に、調理した焼きそばの『テイクアウト』にも対応しています
メニューに挟んであった『宮西タイムズ』に富士宮焼きそばの公認製麺所4社の特徴が分かりやすく書かれていました
▪『(有)マルモ食品工業』…太い・ソースやや甘め
▪『(有)曽我めん』…やや太めでやや硬め・ややスパイシー
▪『(株)叶屋』…細めで固め・スパイシー
▪『さのめん』…やや細めでやや柔らかめ・甘め
なのだそうだ
だが、その『やや細めでやや柔らかめ』の【さのめん】の麺は更に4種の麺が製造されていて、あながちそうとも言い切れないのが面白いのである
麺は4種類
【さのめん】の富士宮焼きそば取り扱いは4種あります!
叶屋でも2種あるのは知っていましたが、4種もあるのには驚きました👀
▪赤麺…差し水不要な柔らかめもちもち麺
▪黒麺…差し水を入れるコシがあって歯応えが強い麺
▪金麺…富士宮産の小麦と山芋を練り込んであり独特の食感と甘さを持つ最高級麺
▪緑麺…赤麺にこんにゃく粉をプラスして食物繊維がたっぷりの柔らか麺
因みに『大盛』は焼きそばを2玉分使用で、トッピングの指定を何もしない状態だと『肉カス・キャベツ』調理になるんだそうだ
概念に捕らわれずに色々な製麺所の色々な麺を食べ比べてみて、『自分好みの富士宮焼きそば』を見つけてみるってのも、面白いかも知れませんね
■【さのめん】は旧『木下製麵所』
【さのめん】は、富士宮焼きそば麺の認定製麺所4つのうちで1番最近に参入した製麺所
製麺所としては老舗なのですが、平成12年(2000年)に富士宮やきそば学会に製麺所として認定され、策定的に廃業していた『木下製麺所』を2009年に東京のネット広告会社が復興させ、2016年に屋号を『木下製麺所』から『さのめん』に変更した経緯がある製麺所で、ネット通販を得意としているそうです
『富士宮やきそば』に使われている『麺』の細かな製法や配合などは非公開で企業秘密
ゆえに『工場見学』なんてやってはいないのですが、この【さのめん】だけが唯一工場見学をさせてもらえるちょっと毛色が変わった製麺所で、この運営方法の違いは『販売手法の違い』が大いに関係しているのかも知れませんね
最高級金麺×富士山岡村牛
さて、そんな【さのめん】の食事処『こころ』でどうしても食べてみたいメニューがありました
それが『最高級金麺』×『富士山岡村牛』!!!🐂
『岡村牛』って聴いただけで『おおーーーーーっ!』っと思う方が少なからずいるとは思う!
『岡村牛』とは、富士宮が誇るノンストレスで育った『乳牛と黒毛和牛』のハイブリッド牛で、とろける様な肉質の赤身が絶品のブランド牛!(高級牛肉)
『富士宮やきそば』に入れるお肉って、普通は『肉カス』とせいぜい『豚こまや豚バラ』ですよ?🤔
一般庶民の、夏休みにお母さんがメニューに困ると『今日は焼きそばね~』って週に何回もメニュー使いまわしにされる様な『焼きそば』に、『牛肉』ですよ!(しつこいw)
しかも『ブランド牛』!👀
あ…ありえねーっ!😅
…しかし
と言う事で、オーダーしました!
1300円也っ!
食べてみた!
暫くすると、可愛らしいお皿に盛り付けられて熱っつ熱の状態で運ばれて来ました
これが『最高級金麺』×『富士山岡村牛』の富士宮最高級ブランドコラボの焼きそばだぁっ!!
可愛らしいお皿は、富士宮での地元『白尾山』にある窯元の先生が作られた作品なんだそうだ!
Googleの口コミ写真で見ても、こんな特別感がある皿に盛られた写真は載ってないぞっ!(自慢)
朱のお箸も可愛らしい♪
『岡村牛』は幅1㎝×長さ3㎝厚さ3㎜ほどの短冊状にカットされていて、意外にも結構たくさん入っていた
ダヤンは平素、『叶屋』の細硬麺を好んで食べているので、この金麺はそれから比べると少しだけ太めに感じたが、適度な歯ごたえと甘みが強いソースがマッチしてとっても美味しかった!
(おそらくダヤン史上初『さのめん』)
焼きそば+『牛肉』も、半分興味本位で食べてみたのだが
『岡村牛』だったからなのか、牛肉のあの独特な匂いや味やしつこい脂分は感じず…豚とか牛を超越した『柔らかく嚙むごとに旨い肉』として焼きそば麺に馴染んで、味にコクを出していた
さすが『岡村牛』…やりおるわ🧐
またダヤンの岡村牛への崇拝度が爆上がりしてしまった(笑)
暫くしたら卓上の一味を加えて食べると、それもまた美味し!
こうなって来ると、【さのめん】が美味いのか『岡村牛』が美味いのか判断がつかなくなって来てしまったので、お会計時に黒麺を購入して家で焼いてみる事にする
(※予算の関係上『金』では無く、黒w)
富士宮市民は『外食で焼きそば』と言う選択は少ないとは思うが『岡村牛』コラボなら、行ってみても良いんんじゃないだろうか?
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【さのめん】直営店お食事処『やきそば こころ』
静岡県富士宮市野中東町43
電話:0544-28‐1211
営業時間)11:00~14:00(LO|13:30)
※製麺所とは営業時間等が違うので注意(製麺の販売は10時~)
定休日)水曜・日曜日
駐車場)あり(※無料|普通車10台・大型バス1台)
詳しくは富士宮市観光協会提供【さのめん】にてチェック⇐🔍
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