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【和食処 味前わかさ】
午後になって雨が止み気温がぐんと上がって暑くなったものの、朝は本当に寒くランチは温かい物が恋しくなった
最近旅先で諏訪に行った際に買いそびれた『峠の釜めし』も頭の隅にひっかかっていたし
それに加え、昨日夜たまたまテレビで観た『釜飯』の映像が脳内でリプレイされ
(今日のランチは、ほこほこ身体が温まる釜飯しか無いよなぁ…)
と私に繰り返し囁いている(笑)
富士市に行けば利用した事がある釜飯専門店もあるし、チェーン店でも『釜飯』を扱っているのは知っているが市内の個人店で食べたい気分😆
しかし残念な事に富士宮で『釜飯』を扱っているのは知っている限り夜営業の居酒屋なんかが多く、ランチで行ける個人店の釜飯屋さんなんて富士宮にあるのかしら?と疑問に思いググる…
1件『ここは?』と思う様な店を見つけたが…情報がほぼ皆無だった💦
食べログレビュアー時代はそれこそ、内心(大丈夫ですか~ぁ😰💦)と思う様な店や まだだぁれも行った事が無い店を何軒も巡るのが好きで『メディア露出が少ない地元店の掘り起こし』を使命としていた自負もあったのだが、寄る年波とコロナには勝てん…
『やっと決めて行った店でガッカリしたり危ない目に遭ったりするのは嫌だ』と護りの姿勢も出てきてしまっているので、情報が皆無な店へ特攻するのには気力とタイミングが必要だ
今回は、お店を決めてまず電話をかける(この時勢、閉業の店や営業条件が変更になっている店が多いので)
電話は何回かのコール後、自動ガイダンスに繋がって『オナマエをオッシャッテください』と言う
(予約もしてないのにいきなりBOTに名乗れと?…😰)
『○○です』と名前を言うと数秒後に『生身の人間』が電話口に出る(笑)
始めは(え…?)と思ったが、電話の受け答えが感じ良かったので向かってみる事にした
今日は、実は富士宮で40年以上営業されている(知らなかった!)【和食処 味前わかさ】という路地裏の小さなお店をご紹介します🐈
アクセス・場所
富士宮市郊外の山の中でも無い
よく通る道のすぐ脇で40年以上もお店を営業されていたのに気が付かなかった原因のひとつに
店が、平成24年まで県道側にあった『商工会議所』の影だった…という事が考えられる
『商工会議所』が移転して建物が解体され更地になった為、現在では県道180号線からでも店先の看板が見える様になった
折角なので大きな看板を通りに出すように常連さんから勧められたが、年老いた自身が1人で切り盛りしている小さな店なので遠慮していると女将は仰っていた
場所的には富士宮市立第二中学校の近く、新しくなった児童館『富士宮市児童館らっこ』の裏側になります
駐車場
店の場所はすぐわかった(幹線から看板も見えているし)のだが、店の前の道は『軽自動車がやっと通れるか通れないかくらいの狭い道』
そしてこの難所をクリアした所で、店舗敷地入り口に見える石でできた門柱を曲がれるのかという恐怖もあるし、また行った所で駐車場が敷地内にある確証も無いのである
仕方なく、店の近くから再び電話をかけ駐車場を確認
お店から足をすこし引きずる様にして女将が車に走り寄って来てくれた
って、こちらが『歩かせてしまってごめんなさい』です💦
駐車場は、『富士宮市立児童館らっこ』の前の道を東に進み、この角を左折(北へ)
曲がり角から80mほど奥(北)に進み左手に見えて来るバラスを敷いた空き地の一画が駐車場になっています
駐車場からお店までは70m程離れていますが、3台分空き地に駐車枠を確保されています
(店前には無かった!強行突破しなくて良かった💦)
外観・店内
ご自宅兼店舗になっているので、入り口は2つあり
お店への入り口は暖簾のかかった西側になります
和食店らしく信楽焼きの狸の置物も飾られています
入り口に小さな看板が立っていますが、すぐ隣に高い建物が在った時には全然見えなかったであろうと思われます
(´艸`*)
網戸型の小さな扉は…手前にひいて開けます(笑)
店内
店内は、右手に小上がりの座卓が2卓(奥の座卓は余り使って無さそう)
左手に、クリアなビニールカーテンを間仕切りとした厨房とカウンター席があります
カウンター席は4つ
でも、これもフルに使っている様な感じは無く両側2つは別用途で使用されていました(汗)
座卓も天板が小さなものなので、1卓につき2人でしょうねぇ~
(;´・ω・)
座卓が2人・カウンター席が2人…おそらく通常4人程度が限界だと思われます
席数もそうなんだけど、脚が良く無い女将が1人で回すのにはこれ以上増えてしまうと大変だしね💦
JR西富士宮駅の近くに同じく【わかさ】という名前の…10年以上前に『うなぎ百選』に入っていた鰻屋さんがあった(現在は廃業)のですが、【味前わかさ】の女将はそこの親戚筋にあたる人で
【わかさ】で以前は働いていたのだそうですが、家を建てるにあたりご主人と一緒にお店を出す事にして小さなお店【味前わかさ】を始めたんだとか
今ではご主人も亡くなりお一人でこのお店を切り盛りされていますが、【わかさ】で培った技術
国産うなぎを使用した秘伝のタレでの、できるだけ安価なうな重の提供など伝統を守り続けています
今回は釜飯を目当てに来たのですが、小さなお店の中は芳ばしい鰻の蒲焼の香りに包まれていました
メニュー
ご主人とお店を回していた時には、牡蠣フライや一品料理など和食メニューもそこそこに在ったらしいのですが
現在は『鰻(うな重・うな丼)』と『釜飯(五目・うなぎ釜飯)』の2種類をメインに提供しているとの事
パッと見、メニュー表らしきものは見当たりませんでした💦
うなぎは『三島』の業者から取り寄せていて、国産に拘っていらっしゃいます
因みにうな重は現在3500円で提供されているとの事
国産うなぎ使用で良心価格ですね☺
と仰り蒲焼をすこし頂きました👀!
(いや、絶対失敗した違うでしょう…でもありがたく戴きます✨)
女将の人柄の良さをかんじますね♪
因みに頂いた蒲焼は、皮がパリッとしている形態
【わかさ】と同じ焼方だと地焼きしいているのかな?
とろとろふわふわした感じのうなぎでは無く、プリッとした感じのうなぎ
タレは甘さより辛さが立っていてコクと とろみがあり、かなり濃いめでした
令和4年3月に発行された富士宮の食のガイドマップ『食のまち ぐるめガイド』にはお勧め料理として『鰻ちらし』が載ったり
入り口のボードには『五色そうめん』と言うメニューも記載されていますので、女将と顔見知りになったらそれらのメニューについて聴いてみるのも良いかも知れません
非常に温かみのある気さくな女将なので、時間がかかる『釜飯』を待つのも楽しい良い時間です♪
釜飯
色々とお話をしていたら時間があっという間に経ってしまいましたが(笑)20分程で釜飯が出来上がりました♪
ちょっと蒸らした方が美味しいよ♪と仰るので、女将のGOが出るまで待ちます
小鉢にはこの時期らしい『柿の白和え』
香の物は酢漬けや赤かぶ漬け、大根の醤油漬けなどが盛られています
大根の醤油漬けに切れ目を入れて青紫蘇を挿しているなど、ひと手間かけられています☺
5分程は待ったでしょうか?
釜の蓋を開けてみると…インスタ映えする様な豪華さはありませんが、貝柱・鶏肉・切り昆布・人参・銀杏やキノコ類が入っていて米粒も経っていてつやっつや✨
とっても美味しそう♪
しゃもじで釜の底からかき混ぜると、更にいい匂いが立ち上ってきます
炊き加減は若干固めで好きな炊き方
お味噌汁は少しだけ味が濃いようにも感じましたが、香の物や柿の白和えの甘さなどで味変しながら、はふはふしてあっという間に完食
とっても美味しい五目釜飯は1320円
ところで
五目釜飯を食べている最中気が付いたのですが…
蒲焼の香りがする店内で五目釜飯を食べると…まるで『うなぎ釜飯』を食べている様な感覚に陥るのですねぇ(笑)
鰻の香りで白飯をたべるという江戸小話『うなぎのかぎ賃』を彷彿としましたよ😋
あ!
勿論支払いは『音』ではなく、ちゃんと済ませました😆
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【和食処 味前わかさ】
静岡県富士宮市若の宮町41
電話:0544-27-4315
営業時間)11:30~13:00|17:00~19:30
定休日)火曜・水曜、第2土曜日
駐車場)あり(※無料・店から離れた場所に3台分)
※このお店にはウエブサイトがありません
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