File38【さくら】@富士市
『地元宮っ子も納得の味!これぞ富士宮焼きそば』
今日はどこ行く?何食べる?
こんにちは(*’ω’*) ドコべるblogの管理人 ダヤンテールです
2007年に静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社にて開催されたB-1グランプリには、市の人口約13万人のところに2倍近い25万人の来場者がありました(;゚Д゚)!
その後殿堂入りを果たした富士宮焼きそばですが、新規参入富士宮焼きそばの店もここぞと増え、今でも週末には多くの県外ナンバーの車が押し寄せる店舗も市内には幾つもあります
店舗数は200を超え、中には地元民が目を覆いたくなるような出来の商品を提供するお店も残念ながらあり、メディアで『発祥のお店~』とか『食べるならココ!』と常連で名を連ねるお店もありますが、小さい頃から本当の意味で『富士宮焼きそば』を家でお母さんに焼いていて貰っていた富士宮市民(通称:宮っ子)は、まず利用しないお店が多いです(ノД`)
だって…価格設定高すぎるし、え?この観光情報あってるの?って思っちゃうw
(まあ、でもこれは、恐らくどこの観光地でもある現象でしょうね。香川にうどんツアーに行った時も、観光客向けのお店と古くからあるジモご用達のお店の住み分けがあるようです)
今回は、ジモの宮っこが本当の意味での『これぞ美味しい富士宮焼きそば!』って思う商品を提供してくれるお店のお話です♪(*’▽’)
目次
富士宮焼きそばとは
『富士宮焼きそば』というのは、元々地元民が食べていた独特の触感の麺を使った焼きそば(宮っ子にとっては普通)を、地域おこしの一環として『富士宮焼きそば』という名称を与え、そのルールやシステムをNPO法人が作り登録商標を所有したもので、NPOに『焼きそば学会』は所属しています
富士宮焼きそばという名称が周知され、各地から出張依頼が舞い込む中『富士宮焼きそばの焼き手』を派遣する『焼きそば伝道節団』を結成
焼き手集団は特に『ミッション麺ポッシブル』と言われ、富士宮焼きそばに大切な『焼きの技術』を習得した『焼き手の名手』である
…って、ダジャレばっかやなっw(´-`).。oO
富士宮焼きそばに大事なのは\_(・ω・`)ココ!
①独特のかんすい(中華麺等に使用されるアルカリ性物質)を使ったいわゆる『ゴムみた~い』って言われるエッジがたった蒸し麺(ダヤンは特にその中でも絶対に『叶屋』の麺でなきゃっ!て思う)
②肉カス(豚の背油を高温で揚げてカリカリにしたもの)
③たっぷりのキャベツの細切り(切り方はあくまでも細切り!短冊切りとかダメ)
④富士宮焼きそば用のソース(各製麺所が出してるソースでも、わさび印の富士宮ソースでも)
⑤焼き続けてソースの風味が馴染んだ使い込まれ鉄板と、手早く豪快に調理できる焼き手(豪快に見える富士宮焼きそばですが、すごく繊細で焼き手で味が変わるとさえ言われています。基本富士宮焼きそばはカラッと乾いているので、ソースでダクダクしているのはNGです)
…なので、家庭で唯一揃えられないのは⑤番ですねw
そして実は、今回紹介する【さくら】は、富士宮焼きそばを紹介するのにも関わらず、お隣の『富士市』にあるのです
場所
隣の市だからと言って、ぽっと出のばったもんではなく、先に記載した『ミッション麺ポッシブル』(…って後なんかい書くのかな…恥ずかしいな…)の一員でその腕は焼き手の大会で優勝したこともあり、『富士宮焼きそば』の立役者の一人でもあった店主が13年前にご自身の自宅近くで開業されたのが、この【さくら】なんです
駐車場
とりあえず、駐車場に困ります(軽ならタープの手前に1台。道を50mほど進んだ奥に駐車場があるそうです)
外観・雰囲気
店舗見た目小さくて、古びた感じがすると思います(します)
入りにくいと思います(店内が伺えないし、手前のタープに人が居たりすると入り難いですよね、判ります。人見知りの人、アウェイ感を感じてしまう人は入りにくいです)
入り口の扉までなんとか辿り着いて、足元の段差にたじろぎます(土足でOK)
今は『店主』の娘さんが主に焼き手を担っているようですね(5年前の前回も今回もそうでした)
が来客がないのに(開店直後に入店した私と主人だけ)焼き場では店主と娘さんの二人がかりで大量の焼きそばを焼いている最中でした( ゚Д゚)また…
店主の旦那さんも総出で大量の注文に対応しています
確か、初訪問の時もそうでしたw
近くの郵便局の職員さん達や近隣の方が昼食用に電話注文しておいて後で取りに来られる様です
あ…!
もし(行きたいんだけど、入り難いんだよなぁ…)って思われる方がいたら、とりあえず初回はテイクアウトでお願いしてもいいかもw
【さくら】の詳細については、5年前に私が書いたレビュー以上のレビューは書けそうに無いので、宜しかったらこちらをどうぞw→【ダヤンテールのさくらの口コミリンク】
※注意※価格が400円から450円に変わっています
メニュー
今回は、夏場で前回頂けなかった『静岡おでん』と『おしるこ』頂いてみました(^^)/
『静岡おでん』知らない方はこの真っ黒なビジュアルにびっくりするかも知れませんが、味は見た目ほどは濃くはありません
好きなものをお願いできるので、大根・玉子・牛すじをオーダー
3本で200円って、良心価格ですね( *´艸`)
実は静岡おでんは富士宮焼きそばとは縁が深く、私たちの小さいころから駄菓子屋さんの一角には鉄板があって、静岡おでんがいつも置いてあって…そんなジモの宮っ子が思う富士宮焼きそばは豪華な海鮮が入っていたりせずに至ってシンプルで、購入価格帯は基本500円くらいだし…それが、地元で愛されている『本当の』富士宮焼きそばなんです
〆には以前と変わらず、選べる手作りデザートを頂きましたよ♪
もし、観光本やふれ込みで利用した『お勧めの富士宮やきそばのお店』の味や価格に納得できなかったりしたら、是非【さくら】思い出してみてください
ここの味がダメなら…富士宮焼きそば自体が嫌いだという事でw
(=^・^=)ノ♪ニャン
お店のデーター
■さくら■
静岡県富士市吉原4-25-20
電話:0545-52-1171
(火~土曜日)11:00~14:30
17:30~21:00
(日)11:00~14:30
定休:月曜
座席:鉄板カウンター席5・テーブル6席・2席
駐車場:店舗前に軽1・50m奥の敷地にもあり(走行注意)
名古屋の友人と富士宮やきそばの話になったとき、その友人は
「まずくて高かった…」との感想 -_-
ビックリしてどこのお店で食べたのかと聞いたら、メディアへの露出が多いマスコミ慣れしたあのお店でした…
私は富士出身なのですがお好み焼き屋と呼ばれる小さな駄菓子屋兼の店舗がたくさんあったのを思い出しました。そのときは気がつかなかったのですが、他県に住んでみると当地の焼きそばが物足りないんですよね。
その後の富士宮やきそばブームで、あれは特別なモノだったんだと知って納得しました。
さくらさん、かな~り良さそうなお店ですね。さっそく行ってみま~す
>hi-deさん
コンバンハー(´∀`∩
有名になったり成功したりすると、新規参入や類似品が出るのはやむを得ないと思うのですが、美味しいリーズナブルってジモが思っている地元食文化を知らない方が、メディア情報でお店を選んで、『まずかった』とか『高かった』って言っているのを聞くと(そこ選んだからだよーっ!(泣))って叫びたくなりますよね
まあ、それを食べても『高かったけど、美味しかった。満足した』と言うことでしたら、それはそれで別にいいんですけどね(*´ 艸`)
【さくら】にもし行けたら感想教えて下さいね♪