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【浜のかきあげや】
駿河湾は急深の海底地形
由比港入り口付近は水深10m
数分漁船で沖合にでた所で既に水深200mに達する!
その急激な海底の地形が美味しい桜えびを育んでいる
日本国内で漁業の営業許可を認められている桜えびは『静岡県のみ』で、お茶やみかんに並ぶ静岡の名産品
…だったのですが、近年の生育不良が長引き
今年2019年の春漁も記録的な不漁に伴い序盤で漁は中止となり、毎年5月に行われる県内外から7万以上のファンが訪れる『さくらえび祭り』はとりやめ💦
それに伴い
港の海の目の前で獲れたての桜えびを扱い、行列ができる人気店【浜のかきあげや】も、台湾産を使用したり閉店時期を延長したり…残念な状態に置かれています
そんな中!
秋漁の再開を目前にして、秋祭りの『浜の市』が解される運びになったとの情報!
どうか、秋漁は水揚げ量が回復しますように…っ!(>_<)
【浜のかきあげや】の本格営業開始も、秋漁が再開される予定の
10月から…週末祝のみ再オープンする予定になった!
期間半ばにして中止になった春漁の際に保管していた『桜えび』を使った料理が振る舞われた、願いにも似た秋の『浜の市』
今日は10月の再開を前に1日だけプレオープンした【浜のかきあげや】に行って来ました
(=゚ω゚)ノ
『浜の市』に電車で向かったが
定置網の鮮魚が格安で売られ、由比の名産店が出店し、桜えび使用の新鮮な料理が『由比港内』で販売される、人気のお祭り
とにかく凄い人出で、とても車では行けないし一般車両が停められる様な『駐車場は無い』と例年の記事を読んで思ったので
JRで由比駅まで行き
徒歩で由比港まで(約13分)行く…という選択をしたが
なんと!今年は車で行けた!(笑)
(´-ω-`)
そこそこ混んではいたが、駐車場はちゃんと用意されていたし、昼の12時頃でも充分空きがあった
これは、春のお祭りの中止のあおりを受け来客が遠のいたのか、私が用心し過ぎたのか(笑)
駅周辺で会場に向かっているらしい人影は私の他には、1組だけ
8時に由比港に着いたが、【浜のかきあげや】周辺はガラガラ💦
お店の前に『番号札』が置いて在ったので、開店の10時に再びここへ戻ってこようと『番号札』を持つ
16番
考えたら、幾ら店舗周辺に人が居ないと言っても開店2時間前に『16番』
…ってことは、やはり心待ちにしている人は相当数いるって事なんだよね
(`・ω・´)
9時半くらいまでは港の奥にある『漁協市場』側で開催されているお祭りを楽しむ事にしました
2019年秋の『浜の市』
浜の市の会場は【浜のかきあげや】周辺とは打って変わって、多くの出店が立ち並び観光客もたくさん居た!
所々で既に『行列』が出来ていたが、一番人気は『定置網漁で水揚げされた地魚の格安販売』
メアジ3本100円
マメアジ5本で100円
イナダ1本300円~
やっす!!!
海水を張った水槽では大量の魚が泳いでいます♪
漁船を使った『遊覧船クルーズ』で沖へ出る船上企画
地元銘菓の出店も活気があります♪
まあ…
この活気でも最盛期のそれでは無いのだとは思いますが、多くの人が由比港に活気が戻って来ることを願っている感じがします
クルーズを楽しんだり、焼き立てパンや珈琲を楽しんでいるうちに【浜のかきあげや】開店の時間が近づいて来たので向かってみる事にしました
(^^)/
浜のかきあげや
番号札を取りに行ったときに、お店の周りを綺麗にしていた店主(?)の男性が
って申し訳なさそうにおっしゃっていました
昨年までは、生さくらえびのかき揚げ1枚350円
今年は、600円!
この値段が妥当かどうかはわかりませんが、この値段しなければならない状況は地元メディアがずっと報道し、地元の方も承知の『由比のさくらえび』の品薄状態で希少品となっているのは周知
そう悲壮な想い(?)を持っていたら、最終的にはこの長蛇の列でした!(笑)
みんな『由比のさくらえび、大好きじゃん(笑)』!
外のイートイン席
日差しがめちゃくちゃ暑かったので、日陰に席をとって
9時50分頃
店の前の列に並ぶことに
この辺り…?
と思う場所に行って、持っている番号札の番号をいろいろな人に尋ねながら『16番』が収まる場所を探します
【浜のかきあげや】の再開プレオープンはかなり注目されているようで、販売の様子を収めようと報道陣が結構来ていました(;´・ω・)
とりあえず、かき揚げと生さくらえびを目いっぱい食べたかったので『生さくらえび丼 1000円』にオーダー品を決めます
開店時間の10時に番号札1番の方から順に、オーダーと支払いを受付でしていきます
支払いが済んだら隣の受け取り窓口へ移動して待ちます
かき揚げ(PACに入っている)だけは揚げ立てが出来次第手渡しになるので、別の番号札を持たされます
お茶はジャーでセルフ
各テーブルに、船盛用の舟形の容器にタレと七味・壺漬け、お箸がセットして置いて在ります
生さくらえび丼
少し温かい白飯の上に、刻み海苔と小口切りネギ
わさびが丼の縁につけてあります
それにしても【浜のかきあげや】の『生さくらエビ』は綺麗ですね~♡
半分透き通った薄ピンクのさくらえびは、よく見る市販のものより一回りも大きい気がします
よく口に残ったり、刺さったりする『ひげ』をちゃんと処理してあるので、とっても食べ易いですね♪
このさくらえびは少しだけ今年の春に漁が行われた時に水揚げされたさくらえびですが、噛むと同時にぷちゅんとはじける旨みと塩っ気の中にほのかな甘み♪
よく噛むと海老の香ばしさも感じられ、ご飯がとってもすすみます🍚
あっという間に完食!
美味しかった~♡
かき揚げ
持ち帰られる様にプラパックに入れられての提供になっています
全体がサックサクで香ばしく、さくらえびもたっぷり入っています
私的にはもう少し、柔らかい所と硬い所がある様な揚げ方が好みかな~?
加熱されたさくらえびは、生とはまた違う旨さがありますね
食事後は、セルフでトレーや食器(使い捨て)の片づけをします
10月5日(土曜日)直売所イベント予定
2018年あたりから特に不漁になって来た『由比のさくらえび』
2019年春漁が中止となり、もうすぐ10月からの漁期が始まります
10月から再開される予定の漁が成功して、さくらえびの供給が漁期一杯まで行われるくらいの水揚げが確保できるといいのですが…【浜のかきあげや】だけでは無く、漁業関係者・周辺の飲食店・由比に暮らす人々
由比のさくらえびのファン
みんなが望んでいます
10月5日(土曜日)
再開のイベント企画として『舫(もやい)』という名称の直売所イベントが開催予定で、『生さくらえびのイベント価格販売』等も予定されています
時間が合う方は、是非足を運んでみては如何でしょうか♪
メモ
★『由比港』の船着場の目の前にある食堂
★由比名物『桜えび』や『しらす』を使った料理
★屋外テラス席イートインあり
★開店前に店舗前の番号札を持つことで注文受付順番を予約できる
★桜えび漁が不漁の為、長らく閉店していた
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【浜のかきあげや】
静岡県静岡市清水区由比今宿字浜1127
電話:054-376-0001(※漁協と兼用番号)
営業時間)10:00~15:00
※10月から再開予定
定休日)平日は全休
営業日は土曜・日曜・祝日のみ
※10月から始まる漁により変更になる可能性あり
駐車場)100台可能
dayan様 おはようございます。
駿河湾のルビー、まさしく宝石ですね。近隣の「さくら」さんで
いただいた時も感動的な美味しさでした。不漁の原因が山(山梨)
にあるかもしれないので、余計心が痛いです。同じく不漁のしらす
も含め、一日も早い復活の日を願ってやみません。
※浜の・・は、先延ばししていたらこんな状態で未だ未体験です(::)
>mar様
さくらえびの不漁の原因の一端が、mar様が危惧する事という文献は読みました
考えられる原因ではありますが、それが全てだとは思えない節もありますね
今年は(というか、『も』ですね)秋刀魚も不漁らしいですね
地球環境が全体的に変わってきているのだと思います
その多くの原因は人間だと思いますが…
さくらえびもまだまだ生体的に謎が多い生物らしいので、後世に繋いで行けるように多くの人が考えなければなりませんよね