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【鮨 太郎】
2023年1月2日
正月休みを利用して以前からずっと行きたかった『シーコーミング南房総遠征』を敢行した
元旦は朝(夜中?)2時起き
その元旦の夜 日付変更線をまたぐや否や起床・出発し、日の出前に現地到着というトンデモな行程だったが、地元とは違う潮目で珍しい漂流物も結構採取できてホクホクのビーチコーミングだったのだが…
お昼ご飯が困った
なんせ
今日は年が明けたばかりの正月の2日
まだ市場も閉まっているこの時期、当然飲食店も閉まっているところが多く、何軒か電話を掛けるも不在だったり休業だったりで『私たちが千葉(富津)で是非とも食べたかった名物』を扱っているところはことごとく全滅だった
ダヤンたちが千葉(冨津)で食べたかった名物
それは『はかりめ重』!!(;´Д`)
『はかりめ』とは『穴子』の事で、穴子の形状が『秤(はかり)』に似ているところからそう呼ばれる様になったのだそうだ
加熱調理法としては『焼き穴子』と『煮穴子』などがあって
私たちがどうしても食べたかったのは、見た目からもうとろとろ感が伝わってくるような『煮穴子』をご飯が見えないくらいにびっちりと敷き詰めた『煮穴子重』
WEBで調べたそのとろとろ(っぽく見える)『煮穴子重』を出してくれそうな一番行きたかったお店は、店主が電話口に出てはくれたが…本日お休みとの事(残念💦)
そこからグーグルマップを頼りにあちこち電話してみたが…『(焼き)はかりめ重』はあってもなかなか『(煮)はかりめ重』を扱っているお店が見つからず、『煮』は次回遠征時の楽しみとして、別物とは知りながら『焼き』を扱うお店でお昼を取る事になった
見た目は柔らかそうで煮穴子とさして変わらないように見えた『(焼き)はかりめ重』は…
当然のごとく、『煮』とは全然違った(笑)
捌いてから蒸し無しで生焼きしているのだろうか?
全身筋肉でできているような『歯ごたえのある穴子』だった
地元に帰って来てから次回千葉遠征の計画を立て、早めに『煮穴子重リベンジ』を果たしたいところだったが、どうしてもグーグルマップ口コミで見た『煮穴子重』が忘れられず口が寂しがる
(既に目的が変わってる感)
ダメ元で『富士宮・富士市』で美味しい煮穴子を提供してくれるお店(この際『重』には拘らない)を検索してみると…
あった!!!👀✨
富士宮市の駅南にある老舗すし屋【鮨 太郎】(名前が可愛いw)🍣✨
グーグルマップのデーターとして『煮穴子握り』の値段・ランチでも提供できるか否かの記載は無かったが、『旨い!』との口コミがあり
しかも、以前向かいの【イートン】に行った際に
少し気になってマイリストインさせていた すし屋
これは成人の日を控え、激混みしているかも…という不安を覚えつつ『回らない』老舗すし屋【鮨 太郎】へ、煮穴子を求めダヤンが単身凸した愛と勇気の?記録である🐈
アクセス・場所・駐車場
先に『【イートン】の向かい』と言いましたが、まさに【イートン】とは道を挟んでお隣さんの関係
(【イートン】記事の場所紹介の欄に使用した写真に【鮨 太郎】の看板が映り込んでいますw)
JR富士宮駅南口から直線距離で600mほど南東に向かった場所になります
因みに、【鮨 太郎】の西側の細い道を下って行くと、富士宮市民に昔から愛されている人気の飲食店【食事処 阿部】があり
駅南・富士宮市立病院の裏は歴史のある飲食店の宝庫になっています✨
駐車場
鉢植えや植木でやや囲まれがちに店舗前にある駐車場は特に駐車線は施されていませんが、4~5台は停められそう
外観・店内
【鮨 太郎】は開業40年以上になる老舗
切妻形の日本家屋で砂色の壁とグレーの瓦屋根
腰壁の辺りはタイルを使ってなまこ壁風に仕上げてあります
多くの鉢植えが所狭しと並べてあり、このファサードが一長一短でできたものではない月日を物語っています
店内
紺地に白抜き文字で『鮨 太郎』と書かれた暖簾がかかった格子戸をあけると…
左手は、色々な食器が収められた作り置きの棚と、すしネタが収められたガラスの冷蔵ショーケース
その前には店の歴史を現すかのような飴色に輝くカウンター板の席が5~6席
右手は小上がり…ですが、この小上がりは凄いですね!👀
植物や飾り雛、縁起物などが賑やかに飾られています
ちょっと間違うと『煩雑』となってしまいそうなこまごまとしたアイテム使いになっていますが、どこかしら可愛らしさも感じられ堅苦しくなく明るく温かく雰囲気のいい店内になっています
座敷席は24あるのだそうです
大将夫妻のお人柄
『回らないお寿司屋』さんへの初訪は、ダヤンもドキドキしてしまいます💦
(大将と相性が悪かったら嫌だな~とか
場違いなんじゃないかとか
ばか高いんじゃないかとか
常連さんとバッティングすると気まずい…とかとか)
先客は常連さんらしい男性客がおひとり、カウンターですしネタを指定しての食事を楽しんでいましたが他にはいらっしゃらず、ダヤンも少し離れたカウンター席に通されました
頭上にはハリセンボンの飾り物(笑)
卓上盆栽の早春を告げる『ボケ』の花が目の前にあり可愛らしい姿をしています
『ひょっとこ』と『おかめ』のレリーフで挟まれた店名が入った重厚な湯呑でお茶を出していただき、おしぼりで手を拭きながらぐるりと店内を見まわします
勿論ガラスケースに並べられたネタに値段が書いてあるわけではなく、さてさて…と思っていたら、壁に分かりやすいメニューが貼ってあるのを見つけほっとして
上にぎり(椀付き)と…今日の本命『煮穴子の握り』を2貫追加でお願いする
そりゃ、ふらっと見かけない女が一人
地元の小さな寿司屋に立ち寄って『変な注文のしかた』をすれば不思議に思うと…思う(笑)
千葉での『はかりめ残念体験』を説明している間、大将は鮨を握りながら私の話に相槌をうち
と、提案してくれた
と言うと照れたように笑う大将が可愛らしい(笑)
因みに、とろとろ穴子はダンニャも食べたがっていたので『折』でもお願いできるか尋ねたところ
6貫でも5貫でも『折』で作るのは大丈夫(@400)
そんな話を大将としていたら奥様が
大将が『うんうん』と頷く
【鮨 太郎】は実は『揚げガニ』なるもの、また『茶碗蒸し』も美味しいと聴く
お茶を頂きながら話をしながらも手を休めない大将の手元を見ながら、今日一緒に【鮨太郎】に来れなかったダンニャにお土産が無いのを詫びつつ…今度一緒に来店しようと思った(笑)
雰囲気や採光が堅いような、暗っぽいようなイメージがある個人店のすし屋ですが【鮨 太郎】は明るく温かい感じがしました
メニュー
メニュー一覧には880円の巻物~3850円のお任せにぎりが記載されています
インスタを拝見すると、貝好きなお客さんは貝尽くしをお願いしたりと好みに合わせて握ってくださるようです
『ちらし』も良いな~と思ったのですが…以下、今回頂いたものです
上にぎり(椀付き)2090円
椀は、身がたっぷりとついたワタリガニのお味噌汁
本当は身を穿り出して食べたいところでしたが…初めてのお店でちょっとそこは…我慢😂
蟹の出汁がたっぷりと出ていて変な臭みも無く、本当に美味しい椀でした(お代わりしたかったくらいw)
シャリは少し大きめに握られ、食べ応えがあります
酢飯は比較的しっかりと酢が効いていて少し硬めに炊き上げられたいい塩梅のシャリ
ワサビは大将が握る際に必要な分だけ、手元で本わさびを擦る音が聴こえてきました
ネタも比較的厚く大きめ
勿論ちゃんと寝かして丁寧な仕事を施したどれも舌に纏わりつくようなねっとりとした舌ざわりがあり、素材の旨味が引き出されていて旨い!
『鉄火』と『かっぱ』の巻物2種
自家製のほんのりと甘じょっぱい『だし巻き』の中にもシャリを忍ばせています
粒の大きなぷちぷちとした『軍艦イクラ』
ひとくちでは口に収まらないほど大きな脂の載った『寒ぶり』
濃厚なまぐろの旨味が凝縮された『赤身のまぐろ』
これも厚切り
切昆布を少し載せたこちらも『脂の載ったサーモン』
真ん中には立派な『有頭車エビの握り』が陣取っています
これも勿論ひとくちでは食べられません😂
見た目以上に圧巻の握りで、
実はこれだけで随分満腹になっていました
単品『煮穴子握り』1貫400円
『満腹状態』にも関わらず、もっと食べたい!と思った『煮穴子握り』がこちら
箸でつまみ上げると『何気ない顔?』をしている『煮穴子』ですが、ひとくち噛もうとしようとした途端状態が変わります
シャリがほろほろと広がりその粒の間を埋めるように、少し温かさを保ったとろとろの煮穴子の旨さと少し粘土がある甘い醤油ダレが口いっぱいに広がり…あっという間に喉の奥へ(笑)
もっと口の中に留めておきたいっ!(笑)
でもそう…これが食べたかったの♪
千葉の『それ』はおそらく普通の白飯で しかも温かいご飯なんだろうから、鮨とはまた違うんだろうけれど…いや?まてよ?
こっちの『握り』のほうが旨いって事も…無きにしも非ずかも?
(; ・`д・´)
とにかく、【鮨 太郎】には感謝しかない!
千葉の心残りをこんなに早く地元でリベンジできる機会を与えてくれたんだから
ダンニャは【鮨 太郎】の穴子は勿論、今年は静岡で食べられる旨い『煮穴子の店』を発掘することを目標にしよう!なぁ~んて言い出す始末(笑)
最後に一つ
支払いは『現金のみ』だそうなのでそこだけお気をつけください
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【鮨 太郎】
静岡県富士宮市田中町372
電話:0544-23-1441
営業時間)11:30~22:00
定休日)水曜日・第3木曜日
駐車場)あり(※無料・店舗前3~4台ほど)
※テイクアウト可能(容器代として8%+)
詳しくは公式HP【鮨 太郎】にてチェック⇐
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