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【岳南原田駅 めん太郎】
富士市民のソウルフードとして君臨してきた【めん太郎】は現在、富士市内今泉(一般店舗)と岳南原田駅(駅そば)に店舗があるのだが、今回伺った【岳南原田駅】のこちらの駅そばは『珍百景』に出てきてもおかしくないくらいの景観が広がっている
岳南鉄道原田駅は今から72年前の昭和26年に製紙会社の貨物が走る岳南鉄道駅として開業し、2013年には経営移管に伴い現『岳南電車』の駅となった
現在終日の無人駅で駅舎は構内北側にあり、駅舎とホームの西端は短い構内踏切で繋がっている
1時間に1~3本ほどの電車の乗り入れがある小さな無人駅の岳南原田駅で創業40年以上となる【岳南原田駅めん太郎】は、現在300人もの常連客がいるという人気駅そば店
昨年6月には某TV局でドキュメンタリーが組まれたり、ドラマの舞台にもなっているこの岳南原田駅の【めん太郎】には、バイカーや観光客のみならずジモが普通にお昼ご飯を食べに来る
以前このブログで紹介した岳南電車記事ではサッとしか触れなかった、岳南原田駅【めん太郎】に今回スポットを当ててみた🐈
めん太郎の概要について
いろいろな情報から逆算してみると、岳南原田駅【めん太郎】は1980年年代には遅くとも開業していると思われる
駅構内によくある立ち食い蕎麦屋をイメージしていたのだが、店内(?)に10脚ぐらいのカウンター席を有しているのでとりあえず『立ち食い蕎麦屋』ではない
いつから設置されているのかは定かではないが、本来切符を購入したり駐輪場から構内踏切を渡りホームへ向かうための改札口部分には長テーブルが3卓程設置されていて、店内に入りきれなかった利用者が『改札口』で蕎麦やうどんをすすっているという状況だ
1時間に1~3本の駅着電車から人がわーっ!と降りてきて『駅そば』を食べる訳では無く、ほとんどの利用者は『外から』やって来るのだ
半透明のガラス引戸の前に立っている人影があったら、店内満杯状況
空いたころを見計らってとりあえず入店する事にする
場所・アクセス・駐車場
まあ…一番道に迷わない便利な方法は『岳南電車』を利用する事だ(駅そばを食べに行くわけだしね?w)
岳南電車を利用
『吉原駅』を起点として『ジヤトコ前』『吉原本町』『本吉原』と続き【岳南原田駅】は5番目の駅となる(起点から約10分)
因みに【岳南原田駅】の次は『比奈』『岳南富士岡』『須津』『神谷』、折り返し駅となる『岳南江尾』の計10駅ほどの短いローカル線なので折角だから『終日切符』を購入して【岳南電車の旅】も楽しんだらいいと思う
工場夜景列車を楽しんだ【岳南鉄道の旅】は以前のこちらの記事を参照してもらえると嬉しい☟
路面バスで
【岳南原田駅】前には、富士急行(吉原中央駅発着)の路面バス バス停『メガネのアサノ前』がある
なんで駅そば食べに行くのに路面バス使うの?という質問は無しで!w
自動車などで
自動車などで訪れる場合は
新東名高速道路の新富士ICの『一般側道』を東へ進み、県道24号(富士裾野線)と交わるT字交差点を右折してひたすら南東へ
『富士見台入口信号交差点』を左折
すぐ右手にある『樹』という鉄板焼き屋さんの角を右折して2㎞弱で右手に『セブンイレブン富士市原田店』がある交差点に出るのでそこを左折してすぐ右手が県道22号線(根方街道)沿い【岳南原田駅】となる
その他の経路もあるが道が複雑だったり、田舎道だと思ったらいきなり交通量が多い道に出たり、道幅が急に狭くなっていたりがあるので来店の際には注意して行こう
▪駐車場
自動車で来店される場合は駐車場の心配がある
【めん太郎】の駐車場は『駅利用者の駐車場』では無く、根形街道から引き込み線を通った左手に『6台分』確保されている
が、バイカーや自転車の方は『店舗前』に停めている方も多かった
外観・店内
店の外観としては『そば うどん めん太郎』と屋号が書かれた建物が店のソレなんだと思うが、『岳南原田駅』と書かれた通路の軒下3分の2を長テーブルで占めているので、この2つを併せて『外観』と呼んでいいのだと思う
入り口は暖簾がかかっている引き戸の方で、外観は昔からある小さな蕎麦屋といった風情がある
店内?
因みに『めん太郎本体部分?』と『長テーブルがある改札部分』は自販機の裏辺りにある扉と腰高窓で空間が繋がっている
が
正面入り口が混んでいて入店できないからと言って改札側の入り口から入ってはいけない
店内は厨房(俗にいうオープンキッチン)を囲むようにL字で囲まれたカウンター席があり、空いていればそこに座りオーダー・支払いができるのだが
空き席が無い場合は改札口飲食となり、オーダー済み・受け取り待ちの人がそこから出て来る動線になっているからだ
ただし
この流れは案内表示が出ている訳では無いので、初訪の方はかなり面食らうのでは無いかと思うが『郷に入っては郷に従え』精神で前の方に倣えでいって欲しい
ダンニャ曰く
と言う事だが、この日のダヤンの【めん太郎】の雰囲気に対する感想は『大混雑している祭に出店したテント飲食店』のように混沌としたものだった
通路に設置された長テーブルは少しだけ建付けが悪いところもあるが、吹き抜けていく風が気持ちよくホームに入って来る電車を目の前に見ながら食べる状況というのは不思議でなかなか面白い
システム・メニュー
そんな状況の中で次々と好き勝手なオーダーをする利用客をちゃんと捌いていくスタッフの手際が凄い!
しかも常連の『いつもの』で、好みもちゃんと把握しているらしい
オーダーのポールポジションである『角』に立ち、壁に貼りだされた『お品書き』を観ながらオーダーし現金で先払いし店内が満席の場合一旦改札口へ出る
『商品名』を呼ばれるので『腰高窓』へ受け取りに行くが、番号札のようなもので受け取るシステムではないので『周囲との兼ね合い』と『自分が頼んだトッピングなど』で判断するしかない(※返却はそこへセルフ)
箸やお冷などもコーナーが設置されているのでセルフ
メニュー
・『そば』か『うどん』…※麺は蕎麦だけでは無くうどんもある
・『かけ(温)』か『冷やし(※5月半ば頃からの夏季商品)』…※『冷やし』の方が100円高い
・『並』『大盛』『特盛』を選ぶ…※並でも結構な量だ
次にトッピングを選ぶ…※単価50~150円・火曜と水曜はわかめ無料サービス
因みにトッピングの『たまご』は加熱状態?を選ぶことができる☟
▪『煮卵(出し汁で落とし玉子状態、白身加熱・黄身とろとろ)』
▪『生卵(文字通り全卵生卵)』
▪『ゆで卵(全卵の固ゆで玉子)』
『素うどん』や『素そば』をオーダーする方は粗皆無で、大体2~3品トッピングしている方が多い印象だが『刻みネギ』と『天かす』はデフォルトの様子
利用し終わり退店する人(複数回来店したことがある方?)がお連れ様に『やっぱ天ぷらは昼前に来ないと無いな』と言っていたのが聴こえたので、麺や汁があっても天ぷらが早くに無くなってしまう可能性があるようだ
頂いたもの
入り口外に番重が積んであったのを見るに使用製麺所は同市内にある『荒川製麺所』だ(隠してないw)
そばはいわゆる『田舎蕎麦』と呼ばれる黒くて太目の麺
うどんは『細めで切り口が丸い』タイプ
どちらもふわっとした柔らかい食感で、汁は色・味共に濃い印象で出汁の香りが良い
人気のトッピングメニューは『ささみ天』『野菜天』、変わった所では『ソーセージ』という方もいらっしゃるがこの日のオーダーは
ダヤンは『うどん(並冷)450円』+『野菜天150円』+『ささみ天150円』
ダンニャは『かけそば(並)350円』+『煮たまご60円』+『メンチカツ150円』+『山菜60円』
2人で1370円
『ささみ天』や『野菜天』など少し大きく食べにくいものはカットしてくれてある
残念だったのは『野菜天』
おやきの様にぺしゃっとしていて、周囲がガリガリだった
反対に『煮卵』は丁度いいとろみ具合で麺に絡めて食べると美味しかったし
もっと驚いたのは『メンチカツ』
なかなかボリュームがありジューシーで食べ応えがあり、汁を含んでぐたってもそれはそれで新しい美味しさがあった
『え?立ち食い蕎麦のフライって言ったらコロッケじゃないの?』と思っていたが、今日から『メンチもあり』にした(笑)
昨今の案価麺類大型チェーン店のCPや味が非常に良くなって来てしまっていて、地元発祥のそば・うどんのロードサイド店舗『ス〇ル亭』や『鍾〇』のCPや味が注目されなくなって来ている中
【岳南原田駅 めん太郎】の安定的な人気の高さは目を見張るものがある
数ある駅そば店の中でも『改札口で電車の往来を眺めながら蕎麦・うどんを食べる店』はそう無いんじゃないかと思う
この風景がローカル線【岳南電車】と共に長く続くよう、地元民として願っております
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【めん太郎】
静岡県富士市原田217−1 岳南原田駅
電話:不明
営業時間)9:00~18:00
定休日)日曜日
駐車場)あり(※無料6台分)
いつも色んな情報ありがとうございます。
2点だけ。
ジヤトコの「ヤ」の表記(小さくしてません)
根方街道
ではないかと思います。
ご確認ください。。
存さまへ|いつもご購読ありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます!
執筆が終わるとレイアウトと読者様へ表示される文章の一通りの目通しは行っているのですが、誤字等は暫くして読み返したときに見つける事が多く恥ずかしい思いをしながらそっと直す事が多いのです…
なので、今回の様に言って頂くととても助かります
早速直しましたのでご確認して頂けると幸いです
またなにか御座いましたらお知らせして頂けると嬉しく思います