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【SHIHOKAWA KAIKAN Cafe】
大正11年に製麺販売業として開店
昭和7年に現在の本店がある西町で『御膳生そば店』を開業し、これが実質的な【志ほ川】の創業となっている
『ファミレス』なんかまだ無かったダヤンの幼少期
本店には子供のころからよく親に連れられて行き、特に海水浴の帰りの閉店ギリギリに入店させてもらい裏口から帰ったりした事や、子供ながらにここのお出汁が好きで(なのに蕎麦では無く)行くと『親子丼』ばかりオーダー
親に『たまには他のを頼んだら?』と言われると『たまご丼』を頼んだという、子供の頃からツワモノダヤンの【志ほ川】での思い出w
昭和48年『富士宮バイパス沿い』に、飛騨の合掌造りをモチーフとした目立つ建物で【志ほ川バイパス店】を開業し、オープン当初から非常に注目を浴びたらしい
『老舗志ほ川』と『バイパスの目立つ建物』は、富士宮市民では知らない人は ほぼいないんじゃないかと思うくらいだが、県外の方が最も通るその立地と目立つ外観もあいまって『バイパス店は団体か観光客向け』というイメージを抱いていている方も少なからずいるかも知れない
そんな【志ほ川バイパス店】はこの夏、外観のお色直しを始めたようで気になって調べてみると創業100年になる志ほ川(現在4代目)で2年ほど前からプロジェクトを開始し、空間デザイン心理学を取り入れた空間づくり(人の行動や想いを形にする)富士宮市の事業再構築補助を受けFULLリノベーションしてのスタート
大宴会場『富士の間』があった広いホールを『和カフェ』『パーティー』『法事席』として利用可能にし、『和食と和カフェとお土産屋の複合店舗』へ生まれ変わる…らしい
寛ぎの和モダンなナチュラル素材の大人空間の個室もある、もちろん おひとり様でもファミリーでも利用できる和カフェ
2023年8月末にはオープン予定!
(;゚Д゚)おおおぉぉぉ!!!
とWEBにあったので9月に入ってそうそうに凸するも…9月半ばに『一般お披露目』が延びているとのこと(汗)
で、何回か和食処へ通ううちに9月18日(月・祝)に一般向けにカフェ開放!という情報を頂き早速行って来ました!🐈
(※記事には1階の和食情報も少し含みますが、今回はカフェ情報メインです)
場所・アクセス
東名高速道路新富士ICから富士宮方面へ西富士道路経由6.7㎞
車で10分ほどの『阿幸地(あこうじ)北信号交差点』を歩道橋をくぐり左折して、すぐ左手の場所です
敷地入口にある大きな立体看板も非常に目立ちますし、見通しのいい『阿幸地(あこうじ)北信号交差点』の角地付近ということで非常にわかりやすいのですが
ここの交差点が歩道橋在り変字交差点となっていて、地元民でも一体なにが正解なのかわからない様な造りなのでそれだけは注意が必要です
駐車場
【そばの蔵 志ほ川】の建物がある手前に広い駐車場様の空き地があるのですが、ここは駐車不可です
トレードマークの三角屋根の建物を囲むように敷地内に駐車ポイントが点在していますが、南側の通路を通って建物の横や裏側にも駐車場(第2駐車場)があり全部で30台ほど
大型バスでも進入できる広さがあり、この度の改装でさらに『白糸方面』『山梨富士五湖方面』へ行く方の休憩地としても活躍するのではないかと思います
外観・店内
飛騨の合掌造りをモチーフとした三角屋根は非常に目立ち、多くの職人さんが携わっている建物自体が看板の様な感じ
創る工程や昭和57年には台風災害による修復でかなりご苦労されたそうで、当時のいろいろな風景写真が店内に飾られており興味深く拝見できます
以前は壁が白っぽい彩色になっていたのですが、リニューアル後は『カラスの濡れ羽色』の様な漆黒となり重厚感や高級感が増したような雰囲気になっていて
と心配になってしまいます
でも、安心してください!
1階の蕎麦や和食をメインとした『食事処』や、今回ご紹介する『SHIHOKAWA KAIKAN Cafe』も 1人でふらりと来ても利用可能な飲食店です
1階正面入り口からは昔ながらの【志ほ川】
リニューアルされた1階和食処へ暖簾をくぐって入ってみます
三角屋根の内部(店内)は、衝立で仕切られたテーブル席
や畳が敷かれ囲炉裏端がある靴を脱いで上がるタイプの和式席がある
テーブル席のファニチャーはハンス・J・ウェグナーのYチェアで座り心地がよく、適度に採光があり快適
古民家風の造り、柱には明治初期に富士宮市内で呉服屋店舗として建築された蔵の柱梁などを再利用して作られていて独特な雰囲気があります(※入口の『舌代』参照)
自慢の出汁をふんだんに使った『蕎麦』『丼もの』などどれにしようか迷うほどの品数があり、特に『ランチタイム』には豪華なお膳がリーズナブル価格で頂けます
(※テイクアウトできるお重のような商品もあります)
この【そばの蔵 志ほ川】の味がそのまま『富士宮市民に伝わる好まれる味』と言っても過言では無いくらい、地元民にとって違和感がありませんし
接客も親しみやすいアットホームな雰囲気さえ漂い、敷居が高そうに見える【志ほ川】に1人で来てもくつろぎ利用できる要因なのだろうと思います
2階カフェへ潜入!
さて、ざっと『1階和食処』の説明を終えたところで9月18日オープンの2階カフェ【SHIHOKAWA KAIKAN Cafe】へ行きますよ~!(ドキドキ)
入り口の短いエントランスには小さな花が咲き、テラス日傘や縁台が置かれています
後で知ったのですが、【Cafe】メニューにはテイクアウトができるドリンクもあったので、ドライブ途中の休憩にここでゆっくりする事もできますね
ガラスが嵌められた木枠の扉が今日は全開で開いていて、入口には『カフェの案内』が出ていました!
いよいよまだ入った事が無い場所へ潜入です!
▪カフェ入口
扉から一歩入るとこじんまりとしたホールになっていて、絨毯張りの床
足元には真っ赤なレッドカーペットの様なマット!👀
無人です(汗)
グレーの絨毯カーペットが敷き詰められたソフトな踏み心地の階段を上って行くと踊り場があり、更に折り返し結構昇るw
最後の階段を上り切ったところでオーナーらしき男性の方と出くわし(笑)
と言われホッとする(笑)
▪カフェ店内
店内は予めHPで見ていて『建物好きダヤン』の琴線に触れたのでどうしても自分の目で見に来たかったもの
奥までワンホールの広々とした店内は、ロールカーテンで簡易的に仕切られる様になっていて色々なシーンで利用出来そう
店内の照明やオブジェもお洒落で、少し上から視線の景観や全景の富士山も晴れていれば窓から臨むことができます
ここはもともと『宴の蔵 せせら木』と呼ばれる80名のパーティーが可能な大広間や小宴会も可能な空間が広がっていて、そいういった『特別な集まり事』の為に使われていた場所
日常の食事で数人で利用するような場合には入れなかった場所だったんですよね
ナチュラルテイストで洗練された…でも暖かみのある空間で
最初の利用者であるダヤンは最後まで一人で過ごした(この日はダヤンがいる間には誰も来店されませんでした)ので、中央でぽつねんと座っていましたが
BGMにクラッシクが静かに流れ、寒すぎず暑すぎない丁度いい空調で高級ホテルのロビーやラウンジの様にゆっくりゆったりと寛げる心地よい空間でした
メニュー・システム
メニューは訪問前にスタッフさんに伺った際には『蕎麦屋らしいメニューも考案中』と言う事で『蕎麦ガレット』などもあるとの事でしたが…今日のオープン初日には無し(汗)
メニューは追って色々検討されて行くそうなので、暫くちょこちょこと利用してみなければならないかも知れません(笑)
受付カウンターにメニューが用意されているので、入店前にその場でオーダーと会計
番号札を貰って好きな席に座って待ちます
▪クリームあんみつ
数種のフルーツのシロップ漬けと角切り寒天
そこにバニラアイスと粒あんが載ったオーソドックスなクリームあんみつ
▪抹茶ラテ
カウンターで女性スタッフが点てた抹茶を使った抹茶ラテは、500㎖以上ありそうなたっぷりサイズ
甘さが無かったので『ミルクの自然な甘さで頂くものなのか』と思いきや、ホールの中央にミルクやガムシロが置いてあったので、そこから必要な分だけ自分で持って行くのだと『完飲してから』気が付いたダヤン(笑)
確かに今のメニューも『和』なんだけど、ここでしか食べられない味やビジュアルのメニューができたら嬉しいな~
バイパス沿いに気軽に入れるカフェって『ファミレス』や『マック』『ドトール』くらいしかないので、この【SHIHOKAWA KAIKAN Cafe】には地元色出して
富士宮が目的地ではない通過していく観光の方、富士宮を目的地として来てくださった方
そしてもちろん地元の方の(準)道の駅的なオアシスになってくれたらいいなって思っています
また暫くしたら伺ってみたいと思います
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【SHIHOKASWA KAIKAN Cafe】 (志ほ川會館)
静岡県富士宮市城北町667(そばの蔵 志ほ川バイパス店併設建物2F)
電話:0544-24‐0100
営業時間)11:00~16:00(LO|15:00)
※1階食事処は11:00~15:00|17:00~21:00
定休日)水曜日
駐車場)あり(※無料|30台・大型バス3台可能)
旧HPはこちら【志ほ川バイパス店】⇐🔍
新HPはこちら【志ほ川バイパス店(リニューアル中)】⇐🔍
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