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【SANO SEICHAJYO(佐野製茶所)】
静岡県は言わずと知れたお茶の名産地
県西部の「牧之原」や「掛川」がとくに有名なのですが、東部の富士市も なかなか『やる』のです!
その場所をご紹介する前に…
実はこの記事は2019年6月に投稿した記事のリライト記事で…なぜリライトしたかと言うと昨年行く時期を失敗して『既に一番茶の刈り入れが終わり、深刈りされた後の茶色の茶畑写真』になってしまっていたのが非常に心残りだったからなんです💦
今年はっ!!…と思っていた矢先、今年は新型コロナが大流行してしまいとても『開放感あふれる癒される風景の中でお茶を頂いてきました✨』…等とはとても言えず、なかなか更新ができずにおりました
ここ数日は少しづつ感染者数も減り、『3密』でなければお出掛けできる日もそう遠くは無いと思い早めの更新に至りました
ご利用の際、先客がいらっしゃいましたら日を改める等決して急がれる事の無い様宜しくお願い致します
そんな風に思える本当に素敵なひっそりとした場所です🐈
富士市岩本山の老舗製茶工場のサロン
市民の憩いの場である、富士市街が見渡せる高台の『岩本山』
以前紹介した【ババルーイ】や【KAGUYA CAFE】があり、岩本山公園も近くにある見晴らしのいい場所です
一面にお茶畑が広がり、天気のいい日には至る場所で『富士山と茶畑のコラボ写真』を収める事ができる素敵な場所
今回ご紹介する【SANO SEICHAJYO】もその幹線沿いにあります
入り口
富士宮市街から来て、『ミニストップ』が見えたらそこから100mの左手
入り口は狭く、建物は奥まった場所にあるので少し判りにくいかと思います
10mほど敷地内に進むと製茶工場の建物があり、その前が駐車場になっています
(新着情報)2023年訪問時、駐車場が増えていました
お茶屋(カフェ)の入り口は、突き当りです
初回の6月訪問時には 小さな琵琶がこぼれんばかりに成っていました
店内
ガラスの扉を開けると…
そこは大きな窓越しに茶畑が広がる風景ー!
素晴らしい解放感があります
店内の席は、カウンター席
と外に向いたソファー席、テーブル席
屋外のウッドデッキテラス席は2テーブルありました
店内の席も扉が全開となっており風通しは抜群に良いのですが、天候が良ければテラス席が最高に気持ちが良いです
5町歩(ゴチョウブ)の茶畑
佐野製茶さんの茶畑は5町歩
『町歩』は田畑の面積を表す単位で、1町歩=3000歩=9917㎡=15,125坪
東京ドームと同じくらいの面積の茶畑が広がっています
茶畑の少し高くなった北東の方角には、鉄塔がありその向こうに薄っすらと『富士山』が見えます
3代続く茶農家の【佐野製茶所】の一角にある『ちょっとだけお茶していきませんか?』の思いからできたサロン
毎月変わる日本各地の小さな銘菓とともにおいしいお茶をいただいて…私は気が付いたら1時間もそこにいました
本当に時間の流れが全然違う感じです
少しお茶の話
私はお茶に関しては殆ど知りませんので、あまり間違った情報を書き連ねるわけにはいかないのですが
調べてみると『お茶』は年4回の刈入れ時期があるようで、今頃のお茶が『一番茶』と言われる新茶の時期で、『若葉のさわやかですがすがしい香り』、また二番茶・三番茶に比べて渋みのある『カテキン』や『カフェイン』が少なく、うま味・甘味の成分であるアミノ酸が多い傾向にあるそうです
迷うお茶メニュー
メニューを見せていただくと…困りました(笑)
茶曹達(ちゃそーだ)や、アイスホウジ木苺ミルク等の変わり種もきっとおいしいだろうし、気にはなるが…とりあえず初訪では『亜種』なので、パス
しかしネットで
『アルコールランプで玄米とうるち米を炙って、茶葉を合わせ入れて煎れる「抹茶玄米茶」』
も見かけて存在も知っていたし、お店の方も案内してくださった『新茶』の時期の「上煎茶」も捨てがたい…
2017年の日本茶アワードで全国から出品された405点のお茶の中から、18点が選ばれたプラチナ賞を受賞したお茶『寒冷紗(かんれいしゃ)』
1年かけて枝を伸ばし背丈の高さの茶葉を手摘みしていて、新茶の中でもさらに甘みのあるプレミアムなお茶
しかもこの6月から限定で、冷製の寒冷紗『雫茶(しずくちゃ)』がいただけるなら…今しかないでしょ!(古)
『氷出しの低温抽出なのでお時間が少しかかります』
ということでしたが、この風景さえあれば全く問題ありません
(*’▽’)
茶畑の上を時々ひらひらと舞ってくる蝶々や、出そうで出ない『雲』に隠れている富士山を見ながら待つことオーダーから12分
所作や言葉遣いも静かに、お茶を持ってきてくださいましたよ♪
因みに4月に再訪問した際には、この時に気になっていた『抹茶玄米茶』にトライしています
お茶の種類
2019年6月には『雫茶』を頂きました
雫茶
通常の品は銘菓がついて500円
限定メニューは同じくで600円
どちらもかなりお値打ちだと思います
限定メニュー『雫茶』の説明書き
盆の上に、小さなグラス
白い滴型の器
急須
銘菓
それと、ポットには冷水が入っています
『最初の1杯目はこちらで抽出させて頂きました。
この白い容器に3分の2程注いで、それを急須に入れ1分程置いてからお飲みください』
ということで、急須の蓋を開けて覗くと…
目が覚める様な綺麗な緑色の茶葉
なんて綺麗なんでしょう!
少し入った氷も愛おしいほどに綺麗♡
ポットに入った冷水は、キンキンに冷えている訳では無く
人間の体温より少し低い程度の温度に感じます
注がれていた最初の『雫茶』を頂きます…
✅雫茶のお味は…
『雫茶』は、どんな味がしたと思いますか?
甘い?
苦い?
渋い?
私、お茶を飲んでこの味覚を感じると思いませんでしたが、なんと
『ほのかな だし汁の味』がしたんです!
渋みは殆どありませんでした
これは驚きました
お茶を口に含むと、下の両裏側から唾液が湧いて来る感じというんでしょうか?
お店の方に訊くと、それは茶葉の『アミノ酸(うま味成分)』なんですって!!!
何杯も呑んでるうちにその『お出汁』感は薄くなって来るんですが…
ビックリしました
そして、美味しかったです!(*’▽’)
抹茶玄米茶
2020年4月訪問時は気になっていた『抹茶玄米茶』を頂きました
アルコールランプで『ほうろく』に入った玄米を煎って…
雫茶の場合は少し時間を於いて頂きましたが、こちらは直ぐに頂けます
また、少し味を変えたい場合は一緒に運ばれて来たお砂糖やアラレ等を入れて、静岡人が大好きな『薄茶糖』の様にしても楽しめます
冷し抹茶玄米茶ラテ
今回は主人も一緒に行って、冷たいお茶『冷し抹茶玄米茶ラテ』を愉しみました✨
こちらも銘菓が付いて500円という嬉しい価格です
銘菓
6月の銘菓
6月は熊本県氷川町 白玉屋 新三郎の『香り白玉』
ニッキの葉って初めて見ましたが、可愛らしい葉っぱですね♪
口元に近づけるとほのかに清涼感のあるあの『ニッキ』の薫りが漂ってきます
小さな白玉ですが、お茶ととてもよく合いました
4月の銘菓
こちらが4月の銘菓『ホワイトショコラと博多あまおう』
チーズケーキとかホワイトチョコレートなど一見『日本茶』とは合いそうもないお菓子なのですが、そこが店主様のセンス!
日本茶ともしっかり合います♪
これ、毎月変わるのなら毎月来ないとだ(笑)
ポットのお水を入れても500ml程度のお茶を1時間かけてじっくり飲む…
こんな体験は日常生活で、中々できるものではありませんね
(新着情報)2023年『かき氷』が始まりました!
2023年、お茶を使ったかき氷がメニューに加わりました
抹茶やほうじ茶を使ったお茶シロップ
9月24日までの土日祝限定メニューです(※16日までは毎日)
今回は木苺を頂きましたので、甘酸っぱさとフルーティーな香りが広がりました
甘さは余り無く、昨今の濃厚なかき氷を求める方にとっては少し物足りないと感じるかも知れませんが後味スッキリの氷が少ししゃくしゃくとした、納涼かき氷です
メモ
★富士市岩本山にある製茶所の一角
★店内・テラス席から茶畑と富士山が見える
★体験型(淹れ方を教えて貰う)のお茶も在り
★温・冷ともに500円から
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【SANO SEICHAJYO 佐野製茶場サロン】
静岡県富士市岩本816-3
電話:0545-64-2288
営業時間)
9:00~17:00
※日祝|10:00~17:00
駐車場)あり※5台程
※茶葉やお茶用品の販売もあり
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