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【うめづ】
ご当地グルメの祭典『B-1グランプリ』で第1回・2回と2年連続優勝を果たし、殿堂入りしたことで有名になった『富士宮やきそば』
その影響はすさまじく、観光本片手の『富士宮やきそば目当て』の観光客も未だに耐えることが無く、メディア露出が多いお店を中心に週末には、富士宮焼きそばを買い求める列が未だにできています
『富士宮=富士宮やきそば のイメージ』
しかし、富士宮のソウルフードは『富士宮やきそば』だけではないのです
『お好み焼き屋』を『洋食屋』と呼び、店内の片隅では駄菓子が売られ
市外者から見たら珍しく特徴的な『富士宮焼きそば』も、普通に『やきそば』と呼ばれていた時から富士宮人(宮っ子)が『富士宮焼きそば』を食べるのと同じくらいの割合で食べていた
ソウルフード しぐれ焼き!
今日は、他地域の方には聴き慣れない料理名『しぐれ焼き』の美味しいお店【うめづ】をご紹介します♪
『しぐれ焼き』とは?
『しぐれ焼き』とは簡単に説明すると『富士宮焼きそばが入ったお好み焼き』!
お好み焼きと言っても、山芋が入った様な生地に細かく切った具材を一緒に混ぜ込んでふっくらと焼き上げるタイプではありません
作り方
まず、先に『生地のみ』うっす~く丸く鉄板にのばします
その上に、キャベツやネギなどの具材をこんもりと盛り付け
麺だけの『富士宮やきそば』も上に盛り付け
更にその上から、生地をたら~っと回し掛けます
底の生地が良い具合に焼き上がったら、コテで返して暫し待ちます
焦げ目が着いた頃、再びひっくり返してソースや魚粉などをふりかけ、鉄板に乗ったまま頂きます
これが、富士宮の『しぐれ焼き』
お好み焼き&麺の組み合わせは、『モダン焼き』に通じるものがあるかも知れません
特徴
しぐれ焼きは、厚みが『薄っぺら』で押し付けて焼き上げる為に、焼きそばの麺が『カリッカリ』の食感になっているのが特徴
そこに焦げたソースが絡んで…これがまた美味しいんですよ♪
富士宮焼きそば同様、各店で色々な作り方をしているのでお店によって味も見た目も全然違います!
【うめづ】は、『昔ながらの旨いしぐれ焼きを出すお店』で、古くからのファンも多いお店です♪
他とはひと味違う【うめづ】
しぐれ焼きに使うのは『富士宮焼きそばの麺』だとお伝えしましたが、使用する製麺所、麺を味付けをしないで使うか否か…それだけでも随分違います
お好み焼きに入れちゃうんだから、わざわざ麺自体に味付けをする必要は無いと思われるかも知れませんが、麺にちゃんと『ソース』を絡めて焼くか焼かないかで、カリカリに焼き上がった時の風味や食感が全然違って来るんです
【うめづ】は茶碗半分程の少量の麺でもちゃんと別で味をつけ炒めてから『しぐれ焼き』に盛り込むので、どこを食べても味にムラがありません
(´▽`)
1回返した時の整え方も丁寧に丁寧に、まん丸く仕上げて行きます♪
適当に生地を広げ、キャベツや具材もはみ出したままというビジュアルの『しぐれ焼き』が多い中で、【うめづ】のしぐれ焼きはとっても芸術的です♪
中に入れる具材はお好みになるのですが、全部入れた『五目入り』には
イカ・肉・えび・たまご・しいたけ が入っています
焼き上がった『しぐれ焼き』は、利用者の前の鉄板に運ばれ
利用者は、通常より一回り小さい『金属ゴテ』や割り箸を使って、皿を使わず鉄板から直接食べます
いつまでも鉄板の上にあると真っ黒焦げになってしまうと思われるかも知れませんが、鉄板の隅の方は火力がとても弱いので食べ終わるまで裏が黒こげになってしまう心配はありません
もし熱くて食べにくい場合は、お店の方に申し出てお皿を借りてもいいと思います
ソースや、味付けはお好みで♪
赤いカップが『どろ~』とした甘口のお好みソース
青いカップが『さらっ』とした、焼きそばと同じ味付けのソースです
真夏の店内は灼熱!
お店の中には大きなL字型の鉄板
作業中もきれいにされていますね!
鉄板の内側には、お店の方が3人~4人ほどで手際よくオーダー品を焼き上げて行きます
『富士宮やきそば』『しぐれ焼き』を提供する大多数のお店では、昔からお店の方に焼いてもらうスタイルです
奥にはテーブルの座敷席もありますが
折角なので鉄板前で、焼き上がって行く行程を見ているのが楽しいですね
店内は…
と言いますか、入り口は全開っ!なので外も中も無い感じ(笑)
クーラーもついていない(ついていても役に立たないw)ので背中に汗をかきながらの食事
真夏は灼熱です!
それでも、暑い時期に熱いモノをハフハフ言いながら食べるのって、なんか…美味しいんですよね~(笑)
お水は店内の入り口側左隅にある給水器でのセルフ
おつまみ一品が多種あり生ビールも扱っていて、地元の方の憩いの場にもなっており年配の常連さんも多いお店です
富士宮で『焼きそば以外のグルメ』を探している時には、是非参考にしてみてください
(^^)/
【うめづ】で熱っ熱の『しぐれ焼き』を食べた後は、約2キロ(車で4分)ほど離れた場所にある『JAファーマーズマーケットうみゃ~な』で、郷土料理の『茹で落花生』を使ったおいしいソフトクリームでクールダウンしに行きましたよ♪
(*´з`)🍦
『茹で落花生ソフトクリーム』のお話はまた次回に♪
メモ
★しぐれ焼きは富士宮やきそばと並ぶ、富士宮の郷土料理
★真夏は暑いので注意!
★しぐれ焼きの味付けは各自お好みで
★皿を使わずに鉄板から直接食べるのが伝統
★お水はセルフ
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【うめづ】
静岡県富士宮市外神1273-5
電話:0544-22-1104
営業時間)11:00~20:00
定休日)火曜日
席)カウンター席12・座敷14
駐車場)10台
※店前・横に併設無料
※目の前に市内循環バス『宮バス内回り』のバス停『江柏』があり、1日に3本のみのローカル線
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