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【ジェラート&ベイク SANTi(サンティ)】
2021年4月
西伊豆土肥にある300年の歴史がある大地主の古民家をフルリノベーションした宿泊複合施設【LOQUAT(ロクワット)西伊豆】がオープンしました
宿泊施設に先立って2月6日には、母屋にあたる建物内に北鎌倉に本店を構えるイタリアンレストラン『タケル・クインディチ』や
World Best Gelato Chef100にも入選した鎌倉の人気ジェラート店『SANTi』の2号店【Gelato&Bake SANTi(ジェラート&ベイク サンティ)】を先行オープンさせ
こちらの施設は既に開店前から列を成すような人気店となっています
今回、GW最終日の5月5日
【Gelato&Bake SANTi(ジェラート&ベイク サンティ)】へ行って来ましたので、事前に知っておいた方が良い情報等交えながら早速ご紹介します🐈
※1回の入場組数を制限した入店案内
【LOQUAT(ロクワット)】に関して
【LOQUAT】とは日本語訳にすると『びわ』の意
土肥にしかない幻の果実『白びわ』は、【LOQUAT】がある静岡県伊豆市土肥地区の名産品
高齢化が進み衰退気味である当エリアを再生するシンボルとして【LOQUAT】が地域に貢献し、人々が安心して集える空間を築いていく事を目指し、この土肥のアイコニックなフルーツの名をつけたのだそう
934坪もの広い敷地にある300年の歴史を持つ古民家は、土肥の中心的役割を果たして来た大地主のもの
敷地内にある一ノ蔵を昼はエステ・夜はBARとして活用
二ノ蔵・三ノ蔵を雰囲気ある宿泊棟にし、庭に小さな池やテラス席を配し
母屋にはイタリアンレストラン『タケル・クインディチ』
テイクアウト専門店として今回の主題【SANTi】を併設しています
『タケル・クインディチ』(※ディナーは要予約)・【SANTi】は、宿泊者でなくとも利用が可能です
因みに道を挟んで斜め向かいにある『IRORIダイニングゆとりろ西伊豆』も【LOQUAT】の系列店
観光地『土肥海水浴場』『土肥金山』もこの近くにあります
【SANTi(サンティ)】に関して
【Gelato&Bake SANTi】の本店は湘南にあります
西伊豆でも湘南でも 生産者の飼育・栽培への思いに共感できる地元食材を厳選して使用し、世界50か国以上を旅し学んだ食文化を少しずつ取り入れながら、イタリアで学んだジェラートの理論をベースに、素材・天候にあわせたレシピを考え提供する、グローバルな思考のショップ
店名の【SANTi】は、世界中でベストセラーとなったパウロ・コエーリョの小説『アルケミスト』の主人公の名前からとったもので
人生に於いて本当に大切な物を探し、真実を追い求める旅に出て行く主人公『サンチャゴ』をリスペクトしています
アクセス・駐車場
新東名長泉沼津ICから国道136号線伊豆縦貫道経由で月ヶ瀬ICを直進
道なりに山道(国道136号線)を走って行くと土肥方面の海側へ抜け
最後の『土肥中浜交差点』を道なりに直進して県道17号線(戸田漁港方面)へ170mほど進んだ左手になります
内浦を通る海岸線の道を選択しても到着可能ですが、距離が長く道幅が急激に変わり少し走行しにくいので注意して下さい
駐車場
【LOQUAT】【SANTi】の無料専用駐車場(10台)は施設外壁沿い北側にありますが、利用客が多い為直ぐに満車になってしまいます
近隣の駐車場としては
夏場以外が無料になっている『市営駐車場』が徒歩で6分程南に行った場所にあり
近くの松原公園付近には『世界一の花時計』
や土肥温泉の源泉櫓『足湯・手湯』
などもあるので、周辺散策をしながら向かうのもまた楽しいかと思います
外観
ぐるりと敷地を囲んで張り巡らされた塀
観音開きの大きな木戸を抜けると右手に池があるちょっとした庭園
テラス席は入り口の植え込みの向こう側に3卓ほどあります
木枠のガラス張りの引き戸が旅館の様な雰囲気で、この古民家の元の持ち主鈴木家家紋(おそらく)『抱き穂』が残されています
古民家リノベーションの建物はこういう細部の名残を見つけるのが楽しいですね♪
雰囲気ある建物です
【SANTi(サンティ)】の場所
東側の幹線道路に面した木戸がある正面門が入り口となっており、時間になるとスタッフが開錠して下さいます
敷地の見取り図はこちらになっており
【SANTi】はこの門を入って目の前にある『母屋』の入り口ホールにあります
想像していたよりずっと小さな売り場は『ベーカリーショップ』とは考えずに
『イタリアンレストラン入り口のホールにあるテイクアウト専門のベーカリーとジェラートコーナー』
と思っていた方が広さのイメージ的にはしっくり来るかと思います
売り場よりも広いであろう左手にある一段高くなった場所にあるテーブル席は、 イタリアンレストランのものです
店内とショッピング方法
検温・消毒が終わったら店内に人数制限付きで入場できるのですが…
店内が思っている以上に狭く、古民家を利用しているので所々に段差があり足元に注意が必要です
ベーカリーの陳列棚は奥のコーナーの一画【『 】の字型配置になっていて、トングとトレーで自分で取って行きます
後戻りが後続客の為に難しいので、混雑時などのオープン時には少し取り辛いです💦
まあ…オープンを逃すと今度は売り切れの品が発生してくる可能性があるので、何回か来て配置などに慣れないとダメですね💦
パンをトレーに取ったら入り口付近に戻って、ジェラートショーケースの横のレジにトレーを渡して会計…
この時にジェラートが欲しい方はオーダーします
ジェラートも『タイプ』『種類』を選ぶので、1組の会計が終わって店を出るまで結構時間がかかりますね💦
もしも、『パンは要らないから、ジェラートだけ』って言う方も、列ができている時には並ばないとならないので…これもまた大変そうです
会計時にバタバタして気が付かなかったのですが、珈琲(HOT・ICE共に400円)の販売もあるので必要な方は会計時に一緒にオーダーを!
ベーカリー
一回ひととおり並んでいるパンを見てから選びたいが、戻るのがためらわれる為チョイスが難しいので今日見た並びをざっと紹介
(=゚ω゚)ノ
手前がフルーツ・ライ丸型(ハーフ)・フランスパン(カンパーニュ・バゲット)・リュスティック系
角の辺りがブリオッシュ系とクロワッサン系
最後が袋に入ったブリオッシュの並びになっていました
サンドイッチなどの惣菜パンは一切なく、甘味系のパンは1種ほど
カット違いなどを抜くと、10種類程度
殆どがパン自体の味を楽しむタイプのものですので、自宅でサンドイッチなどにして食べるのが良さそうです
天然酵母やバターから水までも拘り厳選した素材を使われていて、ハード型も噛みちぎるのが困難な程の硬さでは無く、どちらかというと癖が無く素直なパン類ばかりで、固すぎたり酸っぱいパンが苦手な私でも安心して食べられました
特に人気なのは
通常のクロワッサンの1.5倍ほどの大き目な『クロワッサン』と
『大人のパンオショコラ』
個数制限はされていますが、あっという間になくなってしまう様です💦
個人的にはホンノリと甘みのある、バターたっぷりの箱型ブリオッシュも好きでした
パンドミなどのパンは常温で3日まで
デニッシュ系のパンは常温で翌日までの消費を推奨
冷蔵庫へ入れるのは乾燥が進むためにNG!
もしどうしても消費がそれ以降になってしまう場合には、ジップロックに小分けにして冷凍保存がお勧めです
ジェラート
地元の旬の食材を使いメニューの固定はしないそうで、ベーカリーと同じく保存料・香料・着色料などの人口添加物を使用していない為
色味に派手さは無いが、素材そのものの優しい風味がダイレクトに味わえるジェラートです✨
✅ダブル(2種盛り550円)
✅トリプル(3種盛り600円)
✅小学生までのキッズサイズ(300円)
の紙カップタイプで、スプーンは使い捨て木製ジェラートスプーン
ショーケースのバットに目をやると、日本の観光地などでよくあるジェラート店とは違い『蓋』がしてあるタイプ
これは、イタリアボローニャにある世界のジェラートシーンをリードするメーカー『カルピジャーニ』の世界高品質ケース『ポゼッティ』で
密封空間・温度差現象・温度管理・酸化防止などのジェラートにとって最高の状況を維持するケースなんですって!
通常 俗に『ばえる』様にディスプレイされた 日本でよく見る一般的なジェラートは、平置き蓋無しバットの冷蔵ショーケースを使ってますよね?
このタイプはジェラートの本場イタリアでは、観光客向けのパフォーマンスジェラートと言われ、ショーケースを開ける度に全てのジェラートの温度・湿度が変化してしまい劣化してしまうので、販売されるジェラートの多くはゼラチンや安定剤などを使用
このタイプでは、無添加でデリケートな出来立てのジェラートをふんわりと維持することはできないのだそうです
購入者側からすると、中身のジェラートを一覧する事はできないのですが、見えるか見えないかよりも重要なのは、中身のジェラートの状態!!
(; ・`д・´)
『ポゼッティ』はジェラートファーストのケースと言え、この容器を敢えて使用している【SANTi】は真面目に本物のジェラートを作っている店…と言っても過言では無いのかも知れません
とはいっても、ね?w
やはり購入側としては色味(見た目)の組み合わせも気になる所
;つД`)
なので、ここではある程度事前リサーチが必要そうです
(ローズマリーハニー以外ちゃんと調べなかった私のチョイスは、3つとも色がホワイトでしたのでトリプルであるのにも関わらず、白一色でした )
まず後で落ち着いて写真を見返すと…POPにちゃんと色味がカラーで記載されている事に気づきました(笑)
名前だけで選んじゃダメですね💦(美味しかったですけどw)
因みに4月・5月のジェラートフレーバーは
✅季節のミルク
袋井デンマーク牧場の放牧牛のミルクと南伊豆高橋養蜂のはちみつ使用
✅ピスタチオ
鎌倉本店で1番人気のフレーバー
✅ローズマリーハニー
ジェラートの大会で準優勝した【SANTi】のアイコン的ジェラートを地元食材で
✅井田の塩ミルク
おくだ壮の天然塩使用
✅カタラーナ
修善寺産平飼い卵を利用したカスタードとキャラメルソース
✅マダガスカルカカオ
マダガスカルチョコレートジェラート
✅甘夏ソルベ
地元産フルーツのソルベ
✅なでしこ(酒粕ゆず)
伊豆市万代酒造の酒粕と花柚子
✅苺ミルク
伊豆産いちごのピンク色のジェラート
✅ノッチョーラ
ヘーゼルナッツジェラート
となっていますので、
事前に今はどんなジェラートがあるのか判っていれば、そんなに焦る事もないのかと思います
私だけ?(笑)
テラス席
イートインスペースは店内には無く、情報によるとイタリアンレストランの休止の時間帯(15時頃)などは店内席を利用する事も可能…とみかけましたが、未確認情報です💦
購入した品は、外庭にあるテラス席(日陰・屋根は特になし)で頂く事ができますが、3卓(4脚づづ)しかテーブルがありませんので、これも順番待ちになってしまいます
ジェラートは無添加で肌理が細かく非常に溶けやすいので、どこかに移動して食べる事になった場合は気を付けて早めに食べるのが無難ですよ
(=゚ω゚)ノ
頂いたもの
本店の『SANTi』の鎌倉産の非加熱蜂蜜とローズマリージェラートは、Gelato World Tour Yokohamaにて準優勝を獲得している、【SANTi】ジェラートの代表格ともいえるジェラート
西伊豆【SANTi】のローズマリーハニーは、本店とは産地を少し変え 地元(西伊豆)産を使用しているらしいです
他では見かけないローズマリーと蜂蜜のジェラートは、ひと口含むとローズマリーの香りがして、蜂蜜の優しい甘さがこっくりと口いっぱいに広がる
(*´Д`)うま~♪
ローズマリーハニーチョイスはやはりマストだと思う
今回は、それと『季節のミルク』『酒粕柚子』のトリプルをオーダー
名前でチョイスして選んだ結果『見た目』は真っ白になってしまったけど…勿論だが味は3種とも全然違う!
どれもクリーミーで美味しかったが…できれば次回は、ローズマリーハニーとピスタチオと…なにか色味があるジェラートにしたい(笑)
いやいや、天然塩のジェラートも気になるし
さっぱりとソルベも捨てがたい
…って結局直前まで決まらない予感(笑)
ジェラートを平らげた後はクロワッサンとショコラが購入時まだほんのりと温かかったので、そのままテラス席で頂いてみました♪
外はサックリ、ザックリ、カリカリ
中は、非常に弾力がありモッチリとしている発酵バターの風味がこれでもかっ!ってくらいに効いた大きなクロワッサン
これは絶対に購入してすぐ食べた方が旨い!
でも、車の中ではボロボロし過ぎるのでお勧めしません(笑)
ショコラの方はチョコレートがまだとろ~りとしていて、美味しかったなぁ!
これも早めに食べちゃって正解だった♪
今回はちょっとバタバタしていて後で気づいた事も多かったけれど、次回行った時には、もうちょっと上手にお店を使えるかしらね
宿泊施設の方は憧れていても気軽には利用できるようなお値段ではないけれど、パン・ジェラートの方は再訪する予定です
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【Gelato&Bake SANTi(ジェラート&ベイク サンティ)】
静岡県伊豆市土肥365【LOQUAT(ロクワット)西伊豆】内
電話:0558-79-3170
営業時間)
日・月・水・木|10:00~16:00
金・土|10:00~17:00
※無くなり次第早めに終了の可能性あり
定休日)
火曜日
※2021年7月中旬までの定休日。以降は定休日無しの予定。
詳細は公式をチェック
駐車場)
あり※無料
※建物北側外塀沿いに11台程
※南方の山川という川を越した観光協会管理の『松原公園』が、夏場以外は無料で利用でき、【LOQUTA】に一番近い
詳しくは公式HP【LOQUAT西伊豆】内の『SANTi』項目にてチェック⇦
【Gelato&Bake SANTi(ジェラート&ベイク サンティ)】インスタグラム⇦
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