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【市場めし食堂】
豊富な海の幸に恵まれた静岡県には『内浦の鯵』、『田子や静浦のしらす』、『由比の桜えび』など其々の港で水揚げされる有名な海産物がある
『沼津港』は県内で2番目の水揚げ量を誇る港ですが、沼津我入道漁協協同組合の年間水揚げ量の約7割を占めているのは『太刀魚』なんだそうです
が…残念ながら、あまり知られている所ではありません
(゚Д゚)ノ
今年の7月4日
それまでは休憩所として使われていた同漁協組合直売所の2階を改装し、その沼津港水揚げ主力の太刀魚を使ったメニューを中心とした食堂をオープンしました!
その名も【市場めし食堂】
今回は、目立つ店が並ぶ通りから少し外れているのとまだ周知されていないのとで為ちょっとした穴場となっている沼津港の【市場めし食堂】をご紹介します🐈
『太刀魚』について
ところで、『太刀魚』ってどんな魚か知っていますか?
スズキ目サバ亜目タチウオ科に属する回遊魚
スズキやサバの親戚なんですね👀!
銀色に輝く名前の由来の通り、まるで『太刀』の様なビジュアル
太刀魚は年間を通し漁獲され、身質や味も大きくは変動しない魚で
産卵期は6~10月で食べ頃もその頃に重なり、旬は夏から秋にかけての7月から10月頃までで、白身魚で淡泊と言う印象がありますが、実はとても脂質が多い魚
脂が多いのにそんなに脂っぽさを感じないのは、オレイン酸が多く含まれているからだと言われています
オレイン酸は悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあるらしいですねぇ
(*´ω`*)身体に良いんだ♪
また、太刀魚には脳細胞や神経組織細胞の発達や機能維持に重要な働きをすると考えられているDHA、血圧や血中脂質濃度を下げる作用があると言われているEPAも非常に多く含まれていますので、ある意味『機能性表示食品』並みのスーパー食材と言えるかも知れません
沼津港の海鮮市場には魚の干物を販売している多くの店舗があり、その中にはちょっと珍しい『太刀魚の干物』を扱うお店も数多くあります
長さ80㎝、指4本分ほど幅の太刀魚の干物は濃いめの醤油漬けの味つけになっており、1本1,000円前後と干物単価にしてはちょっと高めなのですが買い求める客も多く、人気の商品となっています
場所・駐車場
さて【市場めし食堂】の場所なのですが…特徴的な外観なので直ぐに判るだろうと高を括り、ちゃんと調べもせずに海鮮市場に着いたのが大きな間違いで、結構広い海鮮市場内をグルグルするハメに
( ノД`)シクシク…
場所は、人通りが多い海鮮市場から外れた…『みなとマップ』の4番の場所になります
沼津港千本港町への入り口である信号を直進後すぐ右側あたり
沼津海鮮市場内には、沼津魚市場食堂とか沼津漁師めし食堂とか…似たような名称の店舗や建物があるので、注意が必要です
今回ご紹介の場所は【沼津我入道漁協『市場めし食堂』】ですので、お間違えの無いように!
駐車場
店舗前に6台程の専用駐車場がありますが、利用が難しいかも知れません(※2020年9月に伺った時には混雑し過ぎていて確認できませんでした)
他の駐車場は『共同の海鮮市場通り沿いや突き当り右手に解放された無料駐車場』や、突き当り左手の1時間200円『ぬまづみなとパーキング』などを利用します(※MAP参照)
有料駐車場より、もちろん無料駐車場のほうが人気なのですが…早い時間から無料駐車場には希望者が殺到していて、それだけで周辺道路は店の開店前から無料駐車場空き待ちの渋滞が発生という悪循環になっています
無料駐車場を大きな渋滞に嵌らず使いたい場合には、店の開店時間より1時間以上前に到着くらいの心持で行く事をお勧めします
気を付けたい営業日と営業時間
沼津海鮮市場の店舗は、朝6時から開店しているところもあれば、10時や11時などの開店時間の店舗もあり様々です
人気の店舗は開店時間前から人が並び、昼時にはどこも満席・席待ちが発生します
【市場めし食堂】の開店時間は11時から15時まで(※2020年9月現在)
先にお知らせした通り、海鮮市場のメイン通りから外れている上に最近のリニューアルオープンということで周知もまだ進んでいませんので、他の人気店舗より争奪率は低いのですが11時半回ってしまうと待ちを覚悟しなければならないかも…知れません
更に気を付けたい事が、もう1点!
こちらの現在の営業日は『土日祝のみ営業』となっています
平日の空いて居る時に~…は、現在できませんので注意が必要です!
外観
ちゃんと詳細の場所を調べなかったのには訳(言い訳?w)があってですね…💦
『この看板』を探して海鮮市場を歩けば
きっと直ぐに見つかる!…と、思った訳ですよ(笑)
食堂はこの建物の2階
『千鳥観光汽船案内所』の西隣にある『沼津我入道漁協水産物展示即売所(海産物土産店)』の店内に入って奥の階段を登った先にあります
内装
2階踊り場には数席の待ち席やウエイティングシートや消毒用アルコールも設置されており、その横には綺麗な海藻で創られたしおりが置いて在り、フリーとなっています
窓はアルミサッシ製で…確かに、元簡易休憩所のような面影もありますが、窓から見える景色と…『壁画』が素晴らしいんです!👀✨
地元の小学生クリエイターが描いた海洋生物の壁画
店の看板に使われていた太刀魚のイラストもそうなのですが、この可愛らしくもちゃんと忠実に生態を描いている海洋生物たちの壁画は、市からおさかなアートクリエイター(沼津観光大使)として任命された地元沼津の小学5年生の鈴木翔太君の作品!👀
フランス料理シェフの父・POPクリエイター売り場プランナーの母という両親を持つ鈴木君は、小学2年の時に地元のコンビニ店内に大好きだった深海魚のイラストを書き上げ話題になり、次々に個展や作品のオークションを開催しその売り上げを深海魚のPRに取り組む一般社団法人などに寄付
家庭で飼えなくなったカメを預かり保護する巨大池を作るためのiZOOプロジェクトにも爬虫類の絵画の個展での売り上げを寄付するなど、生き物に対する愛情や技術の素晴らしさに感嘆します
【鈴木翔太君のHP】⇦
(*´ω`*) 🐠🐠🐠
この壁画に囲まれて食事をすると…まるで海中で食事をしている様な感じに(笑)
とっても楽しい雰囲気の中で食事ができます
メニュー
メニューは建物入口にあるイーゼルボードでも確認できますが、一部です
お弁当なども安価で提供されていて、定食類も非常にリーズナブル価格♪
テイクアウト限定メニュー(税込)
☑豪快天丼 800円(海老・太刀魚・野菜類)
☑日替わりミックスフライ弁当 800円
☑国産うなぎ弁当(期間限定) 1500円
※電話予約(090-5850-6407)
店内メニュー(税込)
☑太刀魚ニ色丼 880円
☑メバチ鮪と太刀魚の定食 1320円
☑太刀魚の豪快1本天丼 1320円
☑戸田塩焼定食 1320円
また、日替わりなので内容は変わるのですが
☑本日のまかない丼 1100円
※この日は『太刀魚のひつまぶし風釜揚げしらす(漬物・味噌汁つき)
☑本日のまかない定食 1320円
※この日は『真鯛と近海メジまぐろのたたき 釜揚げしらす まぐろカツ(漬物・味噌汁つき)
どのメニューもと~っても気になりました💦
旬の魚ですし、食べてみたいものが沢山あります
本日頂いたもの
本日は太刀魚の味そのものを愉しみたかったので私は『戸田塩焼定食』、同行した知人は『太刀魚の豪華1本天丼』をオーダー
戸田塩焼定食
太刀の塩焼・刺身小鉢・香の物・味噌汁・ご飯のシンプルな定食
太刀魚の大きさは長さ15㎝指幅4本くらいの切り身
旬のじきですので、太刀魚が『子持ち』でプリプリしていて格段に美味しかったです
戸田塩で味付けされたシンプルな焼き魚ですが、塩加減も丁度良く添えられた柚子胡椒を少し付けて頂くとまた格別でした♪
焼き太刀魚も鮮度が良い、刺身にできるものを使っています
(´ー`)♪
身がジューシーでとっても美味しかったのですが、太刀魚は小骨が多いので骨取りが面倒な方には向いていないかも(笑)
味噌汁はカニ出汁
小鉢の刺身はメジまぐろでした
白飯も美味しかったですし、満足できる定食でしたが…他のメニューも気になる所です!
(*´Д`)また早めに再訪しなくてはっ!
天丼は知人の話によると、骨も気にならず衣もサックリとしていてとても美味しかったとの事でした
スタッフの方々も愛想が良く気軽に利用できる雰囲気なので、沼津港に来た時にはまた是非来たいと思っています
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【沼津我入道漁協 市場めし食堂】
静岡県沼津市千本港町128-1(水産物展示即売所2階)
電話:090-5850-6407
営業時間)11:00~15:00|LO14:00
営業曜日)土・日・祝日のみ
詳しくはHP facebookにてチェック⇦
1階【沼津我入道漁協水産物展示即売所】のHP⇦
Dayanさま
こんにちは~
お魚のブログを見るたびに、山梨には無い海を遠く遠く
羨望のまなざしで見てしまいます(笑)
太刀魚は比較的好きですが、骨抜きが面倒なので刺身か天丼かな
でも・・そもそも山梨では売ってないし・・昨日のスーパーも鮪だらけ・・
いいな~静岡県と再確認です( ^ω^)・・・
>marさま
静岡にお越しの際には、是非ともご利用下さいませ
(*´ 艸`)
山梨の方は、マグロ大好きですよねー!
海ある県の消費が高いのは納得できる道理なんですが、甲府が…凄いですよね
私は、山梨なら甲斐サーモンが好きですね♪
富士宮のレインボートラウトにも引けを取らない美味しさです
Dayam さま
連投失礼します。
山梨のマグロ好きは、昔の富士川運輸の名残ですね(富士市の博物館でも展示してあったような)
富士市や清水あたりから塩や鮪や鮑などを舟で運び、帰りに米を乗せ帰ったようです。
なので、山梨では色が変わってしまったまぐろにタレを塗って食べたり、鮑の煮貝が重宝されたり、
昔から静岡との関係は深かったんですね。