目次
【鮮魚 高木】
2020年11月、飲食店を経営しているTwitterのフォロワーさんから『最強のアジフライ定食に出会った!ビビると思います!是非食べに行ってみて!』と連絡を貰った
聴けば週末開店…で、開催も毎週と云う訳でもないので、利用するには結構ハードルが高いが…という
(; ・`д・´)
最後にDMで連絡を頂いたのが『今日と明日やっているそうです!予約が良いです!』だったのだが、生憎予定が立て込んでいてその時は行く機会を逃してしまい
それから約2年半…行く機会を逃したまま行く術を失くしてしまっていた
新型コロナ感染症が猛威をふるい始め、そのお店自体が『再開未定・長期休業』となってしまったからだ
しかしその鬱々とした年月が、つい先日終わりを迎えた!
フォローしていたお店のInstagramで、単発で数量限定だが今土日『アジフライ定食』を再開するという告知を発見したのだ!
https://www.instagram.com/p/CpR3XA7y1mR/
もう2年半前と同じようになるのは御免だとばかりにすぐに予約電話!
『席の予約が可能か確認しますね』の言葉に祈る様に電話口で待つ
今回は、『アジフライ定食でびびって来てください』という依頼を2年半越しに体感して、本当にびびってきたお話!🐈
場所・アクセス・駐車場
JR東海身延線の無人駅『芝川駅』を右手に見ながら県道10号線(富士川身延線)を山梨方面へ進みます
途中右手に『風岡タケノコ園』という知る人ぞ知る、『タケノコ王』の店があり
そこから更に250mほど進んだところの『釜口橋信号交差点』で左折して、若葉色の鉄橋『釜口橋』を渡り道なりに650m行くと左手に【高木 鮮魚】という魚屋さんが見えます
今日の目的地はそこ!
芝川駅から1.2㎞ほど離れた場所になり、一級河川富士川と白鳥山に挟まれた富士宮市最西部の人口3000人余りの山間の里山『内房(うつぶさ)』は、江戸時代末期に山崩れ防止と特産奨励の為に導入された赤土土壌のタケノコ栽培が特産品で、アクの少ない極上のブランド筍として絶大な人気を博しています
そんな『海とは無縁な山間部』にある『地元民に親しまれる魚屋』で『絶品アジフライ』だと?👀
【鮮魚 高木】の看板を見つけ、その手前に広い『お客様駐車場』が完備されていたのでとりあえず車を停め
写真で見た『割烹のような』『和食処のような』『しゃれた入口を持つ建物』を付近で探そうと【鮮魚 高木】の前を通りすぎ…
外観
『魚屋の入口』を通り過ぎようとした時…あれ?(; ・`д・´)
見つけました(笑)
写真で拝見した入口の雰囲気から、ちょっと離れた場所に別館のように建物があるのかと思っていたら…魚屋さんと同じ建物だったんですね😂
白い暖簾がかかっていますが、入口にあたる部分は短く右端1枚だけ丈が長いという珍しい形の暖簾です
不特定多数の方が潜る『暖簾』は ともすると汚れがち
扉にかかる部分だけ託し上げて使用しているお店もたまに見かけますが、このスタイルだと風にたなびかせたい部分と触って欲しくない部分が共存していてナイスだと思います
入口のゴテゴテしていない潔い雰囲気が良いですね
引き戸を開けようと近づいてみると…
😐ふむ…!
先にお隣の『鮮魚屋』の方へ行って、お会計を済ませてから『こちらへ入店』するようです
先に『鮮魚屋』の方へ行ってオーダーと支払い
『鮮魚屋』さんの方の店内は…どこにでもある地域で親しまれ昔からある小さな『お魚屋さん』
なのですが…なんか、品揃えがマニアックなものが😂
ちょっとしたお惣菜や、お寿司用のネタなどがあり少量でも購入でき、全体的に安価な感じがします
その中でも気になったのが『海鮮ちらし』!
webで検索してみましたがHITせず…税込み858円のお魚屋さんの海鮮ちらし
気になるぅ!☹
機会があったらこちらでもまた紹介しますが…今回は、とにかく『アジフライ定食』!
2年半前には『アジフライ定食』と『さしみ定食』をランチでやっていた事もあるようですが、今回は『アジフライ定食』1択っ!!!
※因みに『アジフライ定食』にオプションで1人前刺身盛を付けることも可能でした
レジのかたに
とお伝えすると
なんと!本日、アジフライ2種あったのですね💦
・大アジフライ定食(100g)1440円(別)
・特大アジフライ定食(180g)1750円(別)
※時価・当日はどちらも長崎県産
う、う~む…突然の状況に苦悩するダヤン
(グラムは倍近いけど、値段はそれほど違わないよね~…本来なら大きい方は2000円越えかぁ)
(でも、大きい魚は大味って聴くし…)
みかねたのか、裏方の厨房の方からスタッフさんが実際に提供する『鰺』を皿に載せた状態で持って来て下さった(笑)
『小さいつづら』『大きなつづら』にするか
(; ・`д・´)….
勿論!!!
『大きい方』をお願いしました(爆w)
だって~…実際見させて貰ったら、やっぱりおっきい方が良かったんだも~ん(笑)
因みに『定食』にはオプションも付けられるようで、ご飯の大盛は無料
その他に『ご飯お代わり』『1人前刺身数点盛り』『お子様用ご飯・味噌汁セット』などができるようです
オーダーを決めたら、レジで会計し外へ一旦出て
隣にある、先程の暖簾がかかったちょっと高級そうな雰囲気の引き戸を開けて入店します
…風除室もある立派な造りでドキドキします
店内
ほへ~….!( ゚Д゚)
中、こんなんなってんだ!
採光を落とした少しだけ暗めの落ち着く店内
柳茶色の漆喰塗りの壁に波のような静かな曲線を描いたウォールライト
深緑の様にも濃いグレーの様にも見える濃色の天井からのダウンライト
奥には小上がり的な座敷らしきものがあり、格子戸で区切られています
背もたれの高い木製の重厚な椅子で、6人掛けが多く整然と並んでいる
『定食の会場』は、隣の『お魚屋さん』と同じ建物内にあるとは思えないような想定外の空間が広がり
いや、テーブルの天板 ひろっっ!(笑)
しかも、私と同じ志?の予約利用者が多数居るだろうと思いきや…こんなに広い空間で一人きり
(予約はもう一組いるみたいだけど、11時昼食は早すぎたか?)
唯一の救い?だったのはBGMが、ラジオで流れる『子ども化学電話相談』だったと言う事だろう😂
これでBGMが無音だったり、お琴だったら詰んでいた(なにが?w)
【鮮魚 高木】では仕出し料理なども扱っており、この飲食会場は法事や宴会などで利用されるそうだ
法事や団体客が入っていると必然的に『定食屋』はお休みとなる
だから『不定期開催』なのだ
(;´・ω・)なるほどね~
このしゃれた内装は【鮮魚高木】が『いずれ店を構えることになったら是非お願いしたい』と憧れていた大淵のデザインオフィス『メモラーブル』が手掛けているのだそうです
噂の『アジフライ定食』
支払いを済ませた後、レシートを握ったまま『アルコールスプレー』を手に吹きかけたら、印字が消えてしまい焦っていたダヤン
(;´・ω・)
でもご安心を
この飲食スペースとさっき鮮魚販売コーナーとは奥で繋がっていて、ほどなく店員さんが来てレシートを見せずとも対応してくださいます
その日予約していたのは、私と…もう一組
電話での争奪戦は激しくないと思いますが、中には当日予約なしで店舗にせっかく足を運んだのに売り切れで食べられなかった方もいる模様
数量に限りがあるので予約がやはり確実です
4人掛けのテーブルをリザーブして下さってあったので、ちょこんと座っていると先程席を案内して下さった方がお盆を持って来られました
いよいよご対面か!👀
…と思いきや、お盆に『主役』は載っておらず(笑)
いずれ登場するであろう『アジフライ』が載るべき皿に天紙が1枚
小鉢は『沖縄もずく』と『漬物(この日はカクテキ)』
味噌汁は赤だし、ご飯はぱっと見量が少なくは感じますがつやつやしていていかにも美味しそうな白飯
と…山盛りの『わさび』?👀
鬼おろしの様な粗目の『大根おろし』?👀
主役の『アジフライ』は魚屋さんの方で『揚げる前のアジ』をダヤンに見せて下さった男性スタッフさんが持って来てくださいました
皿へ揚げたてのアジフライを盛り付けながら
件の『アジフライ』は今まで見たことが無いほど、細かく繊細で漆喰のような狐色の薄衣を纏っています
身は半身を2つ、三枚に下ろした中骨部分が骨せんべいとなっていて香ばしい香辛料の薫りもして鼻腔を刺激します
調味料として『醤油』『ソース』の小瓶も置かれましたが、急いで写真を撮った後はアドバイス通りまず1口目『何も付けずに』
箸をすっ…と通すと、衣が少し弾け湯気がふわっと立ち上りました
さくっ…さくっと一口大に切り取った『アジフライ』を、はふっ…と口に運びます
新鮮な…と言うより、一晩置いたような熟成されたしっとりふんわりした濃厚な鰺の旨味
遠くの方に海を感じる様な仄かな塩っ気
もうひとくち、なにも付けずに
もうひとくち…( ゚д゚)ハッ!
いや、このまま半身何も付けず食べ終わってしまうところでした
危ねぇー!😂
ご飯をひとくち
むむむ(;゚Д゚)
これも、旨い!
つやつやに炊きあげられた白飯は、地元内房のコシヒカリを使用しているんだって!
ご飯の大盛は無料だから、大盛にすれば良かったかも…と、食べきれもしないだろうにここでまた欲を出すダヤン(笑)
次は、この山盛りわさびをたっぷりつけてひとくち…
わさびでアジフライを食すのは初めてだったけど、この組み合わせって癖になる!
案外辛さは少ないじゃん…って2口目は結構の量を載せて食べたら…飲み込む刹那…辛かった(笑)
このわさびは、わさび発祥の地と呼ばれる静岡市葵区『有東木』の本生わさび!
鼻に抜ける様なつんとした辛さの後で広がるふくよかな甘さ
わさびが本物だからこそのこの旨味なんですね
半身を食べ終えたところで、気になる『骨せんべい』をかじってみる…
ぶっちゃけて言うと、ウナギの骨・魚の骨せんべい
どこで食べても、美味しいと思ったことが無い
栄養豊富とはいえ、なぜこの世の中にあんなにも旨くない食べ物が存在しているのかと常々思っていましたが…その考えも今日で終わりを告げました
なんちゅう変わり身😂
妙な硬さや口の中に残る不快な異物感が全く無く、パリンと本当におせんべいを食べる様な感覚で食べれてしまう食感と香辛料の効いた塩味
うん…半分残しておいて、後でゆっくり食べよう♪
わさびの次は、『大根おろし』でアジフライを食べてみる
この大根おろしが…甘いっ!
って言うか、わさびの洗礼を受けた(笑)せいか瑞々しく甘く感じる
この食べ方も旨いが、ここに醤油をちょろちとかけて食べる
うん…しっくり来る(笑)
時々、こりこりした太めの沖縄産もずくや、細かいお豆腐とわかめの入った旨い赤だし
甘めのカクテキを箸休めに、最後のひとくちまで色々な食べ方を楽しんで…完食✨
最後まで1本の小骨の取り残しも無かったし、お茶も旨かったぁー!
最初にお盆で運ばれて来たのを見た時、(白飯少なかったかかな?)と思う感じだったが、180gのアジフライが思っているよりずっとボリューミーでお腹いっぱいになったので、ダヤンは結果的にはちょうど良かった
オプションのお刺身も絶対旨いだろうと名残惜しかったけれど、頼んでいたら食べきれなかったかも知れない
2年半前は『アジフライ定食』と『お刺身定食』の2品目でランチ展開をしていた事もあったようだが、今回は『アジフライ定食』のみ
食事を済ませた後お聴きしたら次回は未定って事だったけど、11日(土)は開催になったらしい!
※11:00~14:00・電話予約推奨|0544‐65‐0777
12日は宴会が入っている為ランチ営業はお休みなんだそうだ
その次は…Instagramで開催できる時にはお知らせするので、要チェックー!
この旨さ、口で言っても全部は伝わらないだろうから、もう食べに来て貰うしかない
『山里の鮮魚屋さんのわさびで食すアジフライ定食』確かにビビりました!
良い情報をありがとうございました✨
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【鮮魚 高木】
静岡県富士宮市内房3204−1
電話:0544‐65‐0777
営業時間)11:00~14:00(※『定食屋』としての営業時間)
※『鮮魚』は水曜定休日・9:00~19:00営業
駐車場)あり(※無料・店舗横6~7台)
詳しくは公式HP【鮮魚 高木】にてチェック⇐
Instagramはこちら⇐
最近のコメント