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【たこまん 長屋門】
街中にある富士宮浅間大社を中心に栄えて来た『富士宮市街』
その浅間大社近くにある市所有の歴史的建造物『長屋門』と付属のレストラン棟は、2021年3月末を最後に地元で老舗スーパーを母体するビュッフェレストラン【SAKUYA】が撤退してしまい、空き店舗状態が続き富士宮の観光の要所となる場所だけに心配と関心が高まっていた
『長屋門』は、江戸時代後期の旗本であった本郷泰固が若年寄に任命され 現在の富士市川成島も所領地とする大名になった事から陣屋門として建築されたもので、後に地元有力者に引き継がれたものの取り壊しの方向へ向かう
それを惜しんだ有力者の親戚筋で富士宮市大宮町(現在の場所)で料亭を営んでいた方が門を此方へ移築
料亭を廃業した後には富士宮市が跡地を取得し現在に至る…という数奇な運命の建造物

由来は入り口のこの看板に書いてあります
歴史あるこの『長屋門』を古民家再生事業と位置づけ修復、高級イタリアンや先に出たビュッフェレストランなど次々に民間事業を展開するも、コロナ禍に於いて行き詰ってしまった
2021年7月からプロポーザルを開始し 全国から『長屋門』に併設する飲食棟で営業を行える事業主を募集
7社が名乗りをあげ、説明会・提案会などを経て今回の【たこまん 長屋門】開店に至った訳だ
(*´Д`)
さて、今回『長屋門』の運営を名乗り出て下さった【たこまん】だが…決して、『たこ焼や』とか『タコが入った饅頭』を扱っている訳では無く創業者の想いが込められた店名で
昭和のはじめ、まだ満足な食べ物もなかった頃、創業者が東京へお菓子の修行に行きました。その日の夕食に蛸酢が出され、その蛸酢のおいしさに感激し、「自分も菓子屋として一生を賭けるなら、この蛸酢に負けないくらい美味しいお菓子を作り、多くのお客様の心を豊かに満たしたい」との念いから初心を忘れる事なく「たこ満」と命名し創業しました。(※HPより抜粋)
本社は静岡県西部地区にあり『身土不二』(※郷土の恵まれた自然の元で育てられ旬の季節に採れた素材を新鮮なままに味わうという仏教の教えのひとつ)を信条とし
浜名湖周辺からがー――――――っと県内東へ17店舗を拡大
静岡市と…飛んで『沖縄』!👀スゴ
そして、飛んで飛んで『富士宮市』に初出店してきた和菓子メインで洋菓子やレストランを支店経営しているお店で
今迄は無駄に横に長い静岡県に於いて【たこまん】を利用したかったなら西部まで遠征しなければならなかった憧れのスイーツが手が届く場所に来たとあって、地元民は大喜びって訳♪
富士宮市の『スイーツ王国確立』の担い手として 1月には数種のお菓子のテイクアウト販売
2月4日には待望のレストランカフェがオープンし、特に週末は『長屋門』をぐるりと取り囲むようななが~い列ができ、人気商品は早々と完売する様な盛況ぶりを早くもみせているらしい
まだ全ての取り扱い商品が揃った訳でも無く、季節と共に取扱商品が変わる【たこまん】なのでこの記事を書いた後も次々と進化を遂げて行くと思うが、前週は菊川の【遠州茶屋(※たこまんのレストランカフェ)】を訪問する機会もあり

『長屋門』へ来る前に、【たこまん】の生まれ故郷遠州に行って来ました
今回は平日の休みが取れたので現在一番気になっているこの【たこまん 長屋門】へ突撃!
利用した感想・情報をご紹介しようと思います🐈
アクセス・場所
まず回遊参道まち歩き連絡会が2019年に散策観光客向けに発行した地図をご紹介します
(※何店舗か閉店開店した店があるので注意)

【たこまん長屋門】はJR富士宮駅から北西の方角(※⑱のサクヤ長屋門ダイニングとある場所)
駅前通りを中央町信号を越えた次の信号で左折
300mほど直進すると道沿い右手に『長屋門』がみえるので

『長屋門』外観
このルートが一番判り易いかと思います
駐車場は、長屋門のすぐの角を右折して白い【たこまん長屋門】レストラン棟の裏側(北側)です

駐車場がある裏手にはこんな感じで入って行きます
ただ店舗南側のこの道は東から西への中央分離帯の無い一方通行

『長屋門』の隣接する道は一方通行
なので、もし行き過ぎても バックしたりそのまま反対側から戻ったりはできませんのでご注意下さい!
因みに、出た先の『御手洗橋信号交差点』は直進禁止!右折・もしくは左折のみです
上記ルートが王道なのですが、ダヤン的進入路は他に2パターンあります
①浅間大社(湧玉池)の変四字交差点を斜め左方向へ進入

①の箇所はこんな風に入って行きます
この道は、【マウントフジブリューイング】(※現在はタリーズも参入しています)の裏手を通って行きます
この経路だと、『長屋門の角』を曲がらなくて済みますし駐車場も判り易いのでダヤン的には一番お勧めです
②神田通りと言われる商店街メイン通り(県道76号線)にある『富士宮信用金庫神田支店』のすぐ裏(東)を北へまっすぐ進んで行くと、190mほどで右手に【たこまん長屋門】が見えます

②だとここへ出て来てジャストな感じなのだが…
この場合も角を曲がらず駐車場に行けますので比較的行きやすい…のですが、途中結構道幅が狭くなるのに相互通行可能なのと

実はこんなに細い道から出てきます💦
『信用金庫の裏』が浅間大社前信号交差点内(40m)ですので、初見だとちょっと難しいかも知れません
『長屋門』はこの周辺道路事情が最大のネック…💦
『判らない』『心配』という方は、有料になり(30分以内なら無料)少し歩きますが 浅間大社の駐車場を利用して散策しながら向かうのも これから桜の季節になりますし、気持ちいいかも知れませんね♪
【富士宮浅間大社】については少し古い記事になりますが、駐車場情報などの詳細も載せてありますので下記をご参考にどうぞ
駐車場
無料の専用駐車場はレストラン棟の北(裏側)に15台分

建物の裏(北側)が駐車場
向いの病院駐車場やマウントブリューイング駐車場には停めない様にして下さい
尚、スタッフさんに伺いましたら【SAKUYA】時代にあった第2駐車場は利用者は停められなくなっています(現在は従業員専用)ので、そちらにも停めない様にご注意下さい💦
外観
【たこまん長屋門】の建造物は、南側にある趣のある門が『長屋門』と言われるもので歴史資料館的な役割を果たし、平時には門柱の中は開放されていません

『長屋門』とはこの門の事で、門柱にあたる両側にある蔵の様な場所は平時は閉まっています

(西側から撮影)
『長屋門』は右側の日本家屋的建造物・左手の白い建物がレストラン販売棟の【たこまん】
門をくぐり、ビオトープ(今は枯山水?)の上に掛かった橋を渡った先にある 白と木材のナチュラルで洗練された今風の建物がレストラン・テイクアウト施設の『たこまん』

『長屋門』を潜った先がレストラン【たこまん】
以前は少し密集して植えられていた建物周りの樹木も綺麗に剪定され、真っ白い玉砂利が敷かれる事に依って建物・樹木がくっきりと際立って見えます
桜の木もありますので、もうすぐ美しい花を愛でる事もできると思います
以前は入り難かった駐車場側からの通用門アプローチも躊躇せず通れる雰囲気になりました

周辺もさっぱりとして駐車場からの往来が気軽になりました
週末は、この辺りもぐるりと回るほどのお客さんで溢れていると言うのですから…凄い人気っぷりです
(; ・`д・´)
店内
橋を渡り開け放たれたロビーに入ると、正面に『自動検温器』『アルコール噴霧器』などが設置してあるので利用して店内に進みます

ホールが広い!
左手が『テイクアウト・お土産コーナー』

テイクアウト・お土産コーナー
右手が『窓に向かったカウンター席風の3席と約9卓のテーブル席を有したイートインコーナー』

右手がイートインコーナー
テイクアウトコーナー
先日【たこまん】の本拠地(?)菊川の【遠州茶家】に行って来たばかりなので、テイクアウト商品を図らずも見比べる形になったのですが、あちらで気になって購入して来たお菓子の大体の種類のものが揃っていました
中でも大人気の『甘辛だんご』

大人気の『あまから団子』
見た目想像よりかなり美味しくて驚いた『THE MILK』

『THE MILK』も想像以上に美味しい!
瓶のプリン『モーモーぷりん』は固めで濃い――――っ濃厚プリン!

このプリンもダヤン的ストライク!
たこまんの顔とも言える『たこまん(お饅頭)』・『大砂丘(ブッセ)』の取り扱いも勿論ありましたし、富士山を題材にしたお菓子もありました

抹茶ミルク餡が美味しいお饅頭
中央冷蔵ショーケースの中下段に並べられていた『デザートクロワッサン』は…あちらでは見かけなかったかな??(。´・ω・)?
本当は『栗のデザートクロワッサン』を食べたかったんだけど、今日も用意が無い…という事で残念💦
和菓子も洋菓子もハズレってものは無い!完成度高いデス!✨
イートインコーナー(食事席)
ふうむ…かなり席数絞られていますね

席数が絞られスッキリゆったりしたイートイン席
元々採光がバッチリの建物で店内も明るく空気の流動性も良い感じの建物でしたが、【たこまん】になって更にスッキリとした印象になっています
テーブルは移動が可能のようで、テイクアウトで販売しているお菓子類も『ドリンクをオーダーすれば』店内席でも頂けるようです
席はスタッフが案内してくださるので、勝手にテーブル移動はしない様にしましょう

お子様用の椅子もありました
殆どの席が2名席なので、3名以上だとテーブルの組み換えなどで更に待ちが発生することがあるそうです(※因みに最大4名までなので、それ以上の人数の場合テーブルが離れる事があるそうです)
テーブルにはテーブル席に連動した番号札が置いてあるので、会計の際にはその番号札を持ってレジへ行きます
平日のランチ時間に伺いましたがこの日は、多くの方(と言っても3組くらいしかおりませんでしたが)がデザート系を召し上がっていました
人気のテイクアウトコーナー
テイクアウト目的のかたがは ひっきりなしにやってきます

本店で人気の商品殆ど揃っています
見ていると人気はやはり 販売ブース入り口付近にある『甘辛だんご』
これ、甘しょっぱめのとろ~り醤油蜜がかかった とぅるんとぅるん のお餅の中に、甘さを控えたこしあんが入っていて…すっごく美味しいの!/////

『あまから団子』は信じられないくらい柔らかい
このお団子を10パックも一度に買い物かごへ入れていたおばさまを発見!👀(爆)
フォロワーさんも言ってたけど、『餡か蜜』かで迷わなくていいって⇦確かにw
イートインメニュー
思っていた以上にメニューがあった(6種類とお子様メニュー2種)ので、HPに記載されているメニューのリンクを貼っておきます
(そんなに多く無いと思って写真撮り始めたら、思いの外あって困惑)
lunchmenu (takoman.co.jp)⇦【たこまん 長屋門】メニュー一覧
私はデザート一択来店でしたので、今回はお目当で頂いて来たデザートを紹介します
生モンブラン製作工程が見られる
菊川に行った際頂いた『しぼりたて生モンブラン』

【たこまん】のイチオシスイーツ『しぼりたてモンブラン』
静岡県西部 特に掛川は栗の名産地で、栗農園を持つ【たこまん】の栗スイーツは真骨頂です
夏にはモンブランかき氷をメニューとして出している支店もあるそうで季節の移ろいで楽しめるデザートとして期待が高まる『モンブランシリーズ』
中でもこの『しぼりたて生モンブラン』は、一個一個を時間をかけてオーダーが入ってからデコする為に時間はかかりますが、ありえない程の量の(笑)栗を使っていてマロン好きの方には是非食べて貰いたい一品!
中は、スポンジ・メレンゲ・生クリーム・バニラアイスを積み重ねたモノが土台になっていて、これでもかってくらいのマロンペーストを専用の搾り機で糸の様に絞り出しながら、ゆ~っくりゆ~っくり中が完全に見えなくなるまで覆い尽くしていきます

レジ横で製作過程を見る事ができます
【長屋門】の搾り機は入り口近くのレジ横にあります
製作工程や大きさ見せて頂きましたが、遠州の『ハーフサイズ』と価格的・大きさ的なものは一緒ですね
お皿の大きさや色の違いはあれど、パフェ自体は同じものです

遠州で頂いた生モンブラン
富士宮には大きさは1種類だけなのですが、遠州ではこれが『ハーフ』です…
『ハーフ』でさえ食事なしで1人で何とかいけるかしら…って感じなのにそれ以上の大きさって…(驚)
(; ・`д・´)どんな人が食べるんだろ💦
デザートクロワッサン(350円~)
こちらはテイクアウトもできる商品で、現在は3種類…なのですが、連日『モンブラン』(また栗w)の取り扱いが遅れていて、伺った時も取り扱いがありませんでした
(無いと余計に食べたーいw)
今日は、『苺のデザートクロワッサン』を頂いてみましたが…

デザートクロワッサンは数種類ある
大きいですね!👀(笑)
苺は少し酸味が強く小粒ですが、たっぷり使われていて
ホイップクリームはホイップにカスタード・イチゴジャム使用したちょっと酸味があるさっぱりとしたオリジナルクリーム
ホークとナイフで切りながら頂きます
餡バターも美味しそうだったのですが、カロリーが…って思ってましたら、テイクアウト組みの皆さんガンガン買って行かれてますね!
(。-`ω-)私ももう少し若かったら…(おいw)
富士山ばうむプレート(単品500円)
今日の一番の目的は、じつはコレ

富士山ばうむプレート
(*”▽”)
写真で拝見した時からこれが食べたくて食べてくて仕方ありませんでした
可愛くないですか?これ(萌え)
バームはお土産売り場でも販売している『開運バーム』を使用
静岡苺(ピンク)・朝霧高原のミルク(白)・静岡産のお茶(緑)の3色で出来たバームは、右上のカットだと虹みたいに見えますね♪
手前に立てられた形は『富士山』に見えます
雲に見立てたホイップクリーム
左下のアクセントの可愛らしいカットの苺
パウダーシュガーのこの辺りはダヤンのおうちがある辺りかしらね?
そんな話をしながら、セットオーダーしたホットカフェモカ(加糖ココア風味)を飲みながらほっこり😆
プレートに残ったホイップクリームを浮かべて飲みましたが…ドリンク、甘く無い方をチョイスしたほうが良かったかも(笑)
お値段も単品で500円・ドリンクセットで700円
ちょっとお茶したい時に嬉しい価格とビジュアルです
(実物が間延びして見えるのは、ダヤンの腕の問題か?w)
バームもしっとりしていて美味しくって『帰りに買って行こうか?』なんてなる事も大いにあり(笑)
この『ばあむプレート』お勧めです
さてここからは私の主観なのですが(今までだって充分主観w)
【たこまん長屋門】って御殿場の人気カフェ【とらや工房】に通じるものがあるんじゃ無いかな~っと勝手に思ってます
・入り口の厳かな門とは対照的な近代的なレストラン棟
・(とらやの様な広い敷地は無いけれど)浅間大社を含めた自然豊かな環境
・甘味が旨い!
【たこまん長屋門】でも【とらや工房】でも何を期待するかって言うと、やっぱりスイーツ!
スイーツ系を…許されるなら(誰に?w)2つ以上は食べたいっ!
ので、『ご飯』は二の次(笑)
甘味を食べて、ちょっとショッパイもの・ちょっとお腹が膨れる程度の量の食事メニューなら食べたいかな?
【とらや工房】みたいに夏ならおそうめんとか、冬なら釜飯とか…ランチメニューは限定で1品でイイの
ガッツリ満腹系じゃなくって所謂『軽食』ってやつ
それから何より、ドリンクに『緑茶』が無いのがとっても残念だった💦
(とらや工房は普通の煎茶も有料だけどねっw)

緑茶…(しかも自分で煎れるタイプ)が欲しい!
掛川も富士地区もお茶の産地なんだから、自分でお茶をたてたり入れたりする体験なんかができたら嬉しいな~!
【たこまん】はお茶にあう甘味の取り揃えも豊富だし、どれも美味しいし✨
惜しむらくは建物も門と同じく日本家屋調だったら、お茶を扱っても雰囲気でるのにねってとこ
(´-ω-`)
このレストラン棟が初代【長屋門ヴァルナ】の高級イタリアン店って所から始まっているから、こういう建物なのだけれど『長屋門』と『レストラン棟』のギャップが激しくて、『長屋門』の歴史を知らない観光客からしたら、門をくぐって『あれ?』って肩透かしを喰らってしまうかも?😓
『長屋門周辺の交通便の悪さ』に加え、この『ギャップを活かしたメニュー展開』が凄く難しいと思うけど、1月のまだイートインが出来ていない時に『ビュッフェレストランをやるらしい』とお聴きして【たこまん長屋門】へ伺ったら

1月の【たこまん長屋門】。まだガラガラの店内!ここからがスタート!
『まだ何をやっていくかは検討中』というお返事からの、オープン後の現在の形態
それって…可能性は無限大って事だよね!✨(ポジティブ!)
『テイクアウトお菓子が充実したスイーツが美味しい普通のカフェ』から『ここにわざわざ行く価値がある店』を造られて行く事に、すっごくすっごく期待して応援しています
頑張れ!『たこまん』
ヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
お店のデーター
【たこまん 長屋門】
静岡県富士宮市大宮町6-22
電話:0544-25-1088
営業時間)10:00~16:00
定休日)年中無休
駐車場)あり(※無料|建物北側に15台)
詳しくはHP【たこまん長屋門】にてチェック⇦
【たこまん】公式HPはこちら⇦
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