【蕎麦の実 一閑人（いっかんじん）】

富士宮市が全国に誇れる事

それは『水道の蛇口から出るお水が普通に美味しい事』

ボトル入り天然水が蛇口から出て来るようなもので、富士宮の住民からしたら『コンビニでお水を買う』なんていうのは、非常食用備蓄の為のみ…💦

なぁんていうのは極端ですが、お水が本当に美味しいんです♪

富士宮の北部（猪之頭水系）になると、市街よりも『硬度が更に低い軟水』なので 喉越しのいい滑らかで長いお蕎麦を打つのに適しているんだとか

今日ご紹介する【蕎麦の実 一閑人】は、清流で有名な『富士宮白糸の滝』の上流の芝川水系のすぐ脇にあり、県道414号（朝霧富士宮）線を下って来た途中の『新鬼橋』付近では清流を観る事ができます

蕎麦の実一閑人から1.5ｋｍ下った場所『新鬼橋』付近

清流

人気店ゆえに『ランチ予約不可』『一陣を逃すと40分は待たなければならない』というハードルはありますが、お蕎麦好きの方には１度は召し上がって頂きたい『美しいお蕎麦』です
(=ﾟωﾟ)ﾉ

　場所は森の中、牛乳風呂の下？

富士宮から朝霧経由、山梨方面に抜ける道は３つ

①国道139号線

これは、東名高速降口から富士宮バイパスへそのまま繋がり山梨方面へ延びる一本道
判り易い経路なので観光時期には非常に混むルート

②県道71号線

139号線の途中から逸れる東寄りのルート
混雑回避などにも使われます

③県道414号線

朝霧富士宮線と呼ばれている『芝川沿い』を走るルート

【蕎麦の実 一閑人】はこの県道414号線沿いにあります

414号線を登っていくと右手にある

場所的には、①の国道沿いにある『まかいの牧場』の脇道を通った裏側にあるので、国道沿いにも このお店の看板があり、国道から『まかいの牧場』と『ゴルフ場』の間を通って行けば414号線に出る事ができます

　駐車場

未舗装の広めの駐車場が店舗前の私道を挟んで反対側にあります

20台以上は停められそうでした

駐車場

区画が見えにくいのですが、森の方（西側）に向かって停めて行くようになっています

　外観

シックな構えの【一閑人】より、先に目が行ってしまう『牛乳と牛乳風呂のお宿 峠の茶屋』という民宿

民宿の建物の1階になります

【一閑人】はその一階にあります

シックな黒塀の店構え

店舗入り口の前は長細く風情のある椅子のある中待ち席になっていますが

中待合席

…森の中なので時期によっては『蚊』がいます

気をつけましょう

　昼は予約不可・受付表に記入

反対に『夜は予約のみ（※当日17時まで受け付け）』なのですが、ランチ時間内での予約は不可です

ですので、皆さん 予約を取りに来るのが早い早い(笑)

一陣に漏れると40分近く（提供に20分以上かかる為）は入れないので、特に物日に利用したい方は早めに来ることをお勧めします

私は時間に余裕があったのでたまたま開店の１時間以上前に着いてしまいましたが、それでも２番手でした(笑)

少しづつ利用希望者は増えて行きますが、1番混み始めるのは開店30分前の11時

開店直前には待合に入れないほどの利用者が集まっている

ですので、11時前にはウエイティングボードに名前を書き終えているくらいが望ましいです

ウエイティングボードは店舗の中待ち入り口 左側に掛かっていました

塀に掛けられているウエイティングボード

時間になると順番に名前が呼ばれますが、３回呼んでも名乗りを上げなかった場合は（近くの車の中に居たとしても）キャンセル扱いになるので注意してください

　店内

靴を脱いで下駄箱に入れます

靴を脱いで上がります
スリッパはありません

右手が会計口です

下駄箱の反対側がお会計口

席は、テーブル席とカウンター席がありスタッフさんが割り振りをします

店内テーブル席
席数も多くはない

カウンター席は堀式になっていて脚が楽なので、後から『脚の不自由な方が来店された場合は席の移動』をお願いされる場合があるそうです

カウンターを割り振って頂きドキドキしていましたが、最後まで移動の依頼はされませんでした
(´-｀*)

　メニュー

本来なら、蕎麦の自体の旨みを味わいたいので『塩』と『わさび』だけで頂きたいくらいなので、当然いつもは『ざる』なのですが…

今回はどうしても頂きたい薬味が『冷おろし』に添えられて居たので、悩んで『冷おろし』に決めました💦

メニューいち部

夏限定の『すだちそば』も涼やかで美味しそうですね♪

でも、今日は涼やかさも求めていなかったので一品料理の『海老の味噌漬け焼き』もお願いしました

メニューいち部

…って、なにやってるんでしょうね、私(笑)

実は、【蕎麦の実一閑人】のランチには『天ざる』の様な、天婦羅ものがメニューに無いのです

天ざるあればそれをオーダーしていたのですが、調理手と時間等の関係かしらね？

夜は『天せいろ』がありますが、夜の利用は要予約となっています

私の中で、『蕎麦＝海老』だったのでこの選択にしましたが、この海老が後で『日本酒＝海老』に変わったのは内緒の話(笑)

カウンター席の目の前に日本酒が💦

　メニュー

メニューはこちらです⇩

蕎麦の実一閑人メニューHPより

提供に少し時間がかかるようなので、席に着く前にオーダーするものを決めておいた方が良いと思います

　海老の味噌漬け焼き（3本）750円

結構なお値段なのにメニュー写真で見ると１本（？）しか無いように見えて悩みました（←そこ？ｗ）

結果的には

これ、大当たり！うまっ！💦
てか、日本酒飲みたーい(笑)

という商品でした！

京都しま村の白粒味噌に殻ごと付け込んだ立派な海老！

一品料理『海老の味噌漬け焼き』

熱っ！熱っ！の焼きたて♪

ちょっと抵抗があったので『頭』は外しましたが、頭の部分のミソを含め殻ごと全てがうんま～いっ！

殻ごと食べて、おいしい！

お手拭き（※蕎麦用には出ません）と空き皿をこれ用に下さいましたが、指を舐めちゃいたいほど美味しいっ！

勿体無いな～…蕎麦の〆に残しておこうかな～…と思っていましたが、お蕎麦の提供が思っていたより遅かったので、出されていた『そば茶』をお替りしながら食べちゃいました
( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

　冷おろしそば　1300円

少し高めな値段ですが、冷おろし蕎麦にデザートがついたセットになっています

先に、冷おろしそばの『薬味』が運ばれて来ます

なぜか、小さな蕎麦猪口に『汁』が入ったものも用意されています

冷やおろしの薬味と、汁の入ったそば猪口

冷おろしそば…っていうと、蕎麦の上に薬味も汁も何もかも載って混ぜながらズルズル頂くぶっかけ的な蕎麦を想像しますが、ここのはとても上品ですね

三つ葉・大根おろし・鰹節・海苔・天かすと…『焼き味噌』が薬味として別皿に盛られています

この焼き味噌が、甘じょっぱく柚子の香りが豊富で、少しづつ落として食べるととっても美味しいんです♪

ゆずの香りが豊富な薬味『焼きみそ』

暫くすると、冷そば登場！

ほし1つなく綺麗なお蕎麦で、気持ちエッジが立っているかのようにさえ見えます

きれいな蕎麦

美味しいお水で丁寧に丁寧に洗われているんでしょうね

ぬめりは一切なく磨き上げられたように キリッとしています

パスタで云う所の『アルデンテ』のようなコシがあり、喉越しが素晴らしくいいです！

ただ、かけ汁は『薄め』

私はこの位でも、ちゃんと本枯れ節の風味もあるし好みではあるのですが、もっと濃い方がいいという方もいらっしゃるんでしょうね

薄かったら使って下さいね？と、醤油挿しの小瓶（※中は『返し』と思われる）をカウンターに置いて下さいました

蕎麦を一通り堪能すると、蕎麦湯とデザートが運ばれて来ます

蕎麦湯は、お土産に『蕎麦湯専用そば粉』

蕎麦湯用のそば粉が販売しています

を販売して居るくらいなので、わざわざ作った蕎麦湯を鉄瓶に入れて提供

鉄瓶で提供される どろりとした蕎麦湯

重湯状にどろ～っとしています

最初に頂いていた小さな蕎麦猪口に入っていた汁に蕎麦湯を溶かして飲みます

濃いので、３回くらい薄めて頂きました

小口切りのネギが添えられて居るのはこの為でしょうか？（笑）

デザートは、蕎麦の実が浮かんだ豆乳プリン

その時によって変わるデザート

ソースが少し和風で甘ったるくない醤油甘露のようで、美味しかったです

全体的にボリュームは少ない方かも知れませんが、ここのお店には『大盛』はありません

お蕎麦は、提供したらすぐに食べ始めて欲しいと云われるほど繊細な食べ物なので、大盛にすると後半その食べ頃が過ぎ延びてしまうからなんですね

どうしても大盛りを注文したい方は『汁なしそば（550円・薬味なし）』（※ラーメンで云うとこの替え玉？）をオーダーして下さいとのことでした

う～ん…蕎麦愛に溢れている
(/・ω・)/

ちょっと洒落た雰囲気の大人の人気蕎麦屋さんですが、スタッフは気さくな方達ばかりで美味しい時間を過ごせました♪

　メモ

ヾ(=ﾟ･ﾟ=)ﾉﾆｬﾝ♪

　お店のデーター

【蕎麦の実 一閑人】
静岡県富士市内野1551-42 民宿 峠の茶屋1階
電話：0544-54-0507

営業時間）
昼｜11:30～14:00
※昼は予約不可
※麺が無くなり次第終了

夜｜17:30～20:00（LO19:00）金・土・日限定
※夜は要予約（当日は17時まで）

定休日）火曜日

駐車場）あり（※20台程 無料）

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